大自然に飛び込む最高のアクティビティ
バイクに乗る最高の楽しみと言えばツーリング! 日帰りツーリングやナイトツーリング(ナイトラン)などバイクで走る目的はさまざまありますが、キャンプツーリングも一度は体験してみたいアクティビティのひとつ。"バイクでキャンプ"に憧れて免許を取られる人も少なくありません。
「キャンプツーリングに似合うバイクってどれですか?」と聞かれることがありますが、自分が気に入ったバイクならなんでもOKです。400cc以下の中型モデルからリッターオーバーの大排気量バイクとモデルごとにパワー差があるのはもちろん、スーパースポーツやネイキッド、アメリカン、アドベンチャーとタイプも多種多様。もちろんオフロードバイクのようにダートに特化したものもありますが、タイヤがふたつ付いていて普通に走れれば、秘境を目指してさえいない限りはどこでも行けちゃうのです。
そんななかで、カジュアルでアウトドアなイメージを持つドゥカティの新型バイクル「スクランブラーSixty2」(排気量400cc)に乗って、千葉で開催されたアウトドアキャンプイベントに参加してきました。まずはキャンプツーリングに必要な準備についてご紹介しましょう。
どんな準備が必要?
「実際にキャンプに行くとなると、どんな準備が必要なの?」と聞かれることがあります。イメージが先行してしまうと、まるで日本一周でもするかのような重装備が必要なのでは?と思われる方もいらっしゃるようですが、一泊キャンプツーリングだと、「テント」「シュラフ(寝袋)」「マット」の3点が揃っていれば、普通に寝泊まりできちゃいます。キャンプ先で自炊しようとすると、調理器具や食器類が必要になりますが、団体主催のキャンプイベントや大手ブランド(モンベルや無印良品)が運営するキャンプ場での宿泊なら最低限の飲料やフードが揃えられていますし、北海道や四国の僻地でなければ近くにコンビニがあったりするので、慌てる必要もありません。
上記の3点に加えて、持っておきたいのが「灯火機器」。電池式の電灯だとコンビニで電池を買っておけば安心ですが、LPガス燃料を利用するガスランタンが個人的にオススメです。理由は、アウトドアならではの雰囲気を演出してくれるから。同じくガスバーナーも併せ持っておけば、鬼に金棒。夜、冷え込んでもクッカー(食器)で飲み物を温めれば、それだけで快適に過ごせちゃいます。こちらもマストアイテムと言えますね。
積載能力のないネイキッドバイクでも、「テント」「シュラフ」「マット」「備品」ぐらいならバッグに詰め込み、そのままバイク用ツーリングネットで縛ってしまえます。もちろん積載能力を高めるサイドバッグやツーリングキャリア、ボックスなどあれば言うことなし。リュックに入れて背中に背負うのもテですが、ロングツーリングだとその重さが体への負担になってくるので、可能ならば極力バイクに積んでしまう方がいいと思います。
オンシーズンだと日中の暑さもあって、つい薄着でツーリングしてしまうことがありますが、これがキャンプツーリングとなると後で痛い目に遭うことも……。というのも、大抵のキャンプ場は山中や海辺にあるもの。日中は快適でも、夜になると一気に冷え込んでくる……なんてこと、珍しくありません。そんなときに、防寒性が高くコンパクトに折りたためるアウトドア用ジャケットを一着忍ばせておけば大丈夫。そのまま着用してバイクに乗っても十分高い機能を発揮してくれるので、重宝できるものを持っておくといいでしょう。
それでは、キャンプイベントに参加した際の模様をお届けします。
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