ロマンチックな"ハートの街"ザグレブ半日デートプラン(2ページ目)

13：30　イリツァ通りを散策

たっぷりと語り合った後は、街一番の目抜き通りであるイリツァ通りを散策しましょう。ジュエリーショップ、ブティック、靴屋さんなど様々なお店が並ぶ通りは、ぶらぶらと覗いて回るだけでも楽しいです。アイスクリームが大好きなザグレブっ子たち。お天気の良い日には、アイスクリームを片手に通りを歩くザグレブっ子たちをよく見かけます。イリツァ通りには、アイスクリームを売っているケーキ屋さんが点在するので、気になるお店を見つけたらぜひ立ち寄ってみてくださいね。

通りの散策が終わったら「世界最短の公共交通機関」と呼ばれるケーブルカー「ウスピニャチャ」乗り場へ行きましょう。ウスピニャチャの全長わずか66m、 車時間は片道なんと30秒という短さですが、この青くて小さなケーブルカーはザグレブ市民にとって愛すべき街のシンボル。1890年にオープンし、今も当時とほとんど変わらない姿で運行されています。ちなみにケーブルカーのすぐ横には階段があり、徒歩でも3分もあれば上りきれる距離です。ですが、せっかくなのでザグレブに来た記念に「世界一短いケーブルカー」にぜひ乗ってみてください。上りきった所はザグレブの街を一望できる絶景ポイントです。

14：30　ロトルシュッチャック塔から街を一望

ケーブルカー乗り場のうしろには、街を一望できるロトルシュチャック塔が立っています。この塔もザグレブの人々にとって大切な街のシンボルのひとつ。正午きっかりに街中に響き渡る大砲が発射される場所であり、その足元からの眺めが良いことで知られるロトルシュチャック塔ですが、意外にも塔の上に登れると知っている人はあまり多くありません。塔のてっぺんは、文字通り街を360度見渡せる絶景ポイント！ 塔の上からはサバ川の向こうまで広がる街、聖マルコ教会、大聖堂など360度ザグレブの美しい街並みを一望できます。

15：00　「失恋博物館」で人生や愛について考える

ザグレブにはたくさんのギャラリーやミュージアムがありますが、最近特にクロアチア国内外で注目されているのが失恋博物館(Museum of Broken Relationships)。失恋や死別など様々な理由でひとつの恋の終わりを経験した人からの寄贈品（恋人との思い出の品々）がエピソード付きで展示されている、とてもユニークで興味深い博物館です。「カップルで“失恋博物館”を訪れるなんて、なんだか縁起悪い……」と思う方もいるかもしれませんが、この博物館、来場者の多くがカップルで訪れるそうで、ハネムーナーにも人気のスポットなのだとか。みんな思うことはきっと一緒。「自分たちの物はこの博物館の一部にならないよね。ずっと、いつまでも一緒にいようね」。人生について、恋について、様々なことを考えさせてくれる印象深い旅の思い出となることでしょう。