「流動的」なセクシュアリティについての発言
マイリーサイラスは前出の『ELLE』誌で、
「私はとてもオープンなパンセクシュアル」と告白しました。
それに続けて、
「私は22歳、デートにも行くわ。でも私のスタイルは2週間毎に変わるの。私が誰と一緒にいるかなんて、かまわないで」とも。
Everything that’s legal, I’m down with. Yo, I’m down with any adult — anyone over the age of 18 who is down to love me. I don’t relate to being boy or girl, and I don’t have to have my partner relate to boy or girl.
出典:The Huffington Post
また、自身が14歳の時に母親に対して「同性の人にも魅力を感じる」ということを相談したと話しており、現在の自身のセクシュアリティは「流動的なもの」であり、「私が男なのか女なのかと決めつけられたくないし、私のパートナーが男なのか女なのか決まってる必要もない」と語ったのです。
パンセクシュアル、そしてセクシュアリティの本質
ここでパンセクシュアルについて改めてご説明すると、
”性別のいかんに関わらず、相手を好きになる” 人のことです。
つまり、相手が男性だろうが女性だろうが関係なく、恋愛対象になる条件に”相手の性別”が関係しないのです。男性との恋愛もあれば、女性との恋愛もあれば、男性と女性の中間の人との恋愛もあります。
また、彼女は「セクシュアリティが流動的」と発言しましたが、これは彼女に限ったことでは全くなく、すべての人間に当てはまることです。
私は女性と結婚した後にゲイになった方や男性と結婚した後にレズビアンになった方も知っていますし、逆にゲイだけどストレートの一面を発見した人もいます。また性自認に関しても、「今日は私は男性かな」「今日は私は女性な気分」という人もいれば、ある日突然、自分が男性だと自認する人もいます。
みなさんの周りにも(特に男子校や女子校で)、同性愛のような経験をしたり、同性同士の恋愛があったことはありませんか?
どこかで、「セクシュアルマイノリティは自分と違う人」と考えている方もいるかもしれませんが、セクシュアリティは常に揺らぐものです。
最新の調査では、イギリスの20代の半分の人が「自分は100%ストレートと言い切れない」と回答しているという事実もあるのですから。
ポップスターであるマイリー・サイラスの例から、セクシュアリティについて考えてみるのはいかがでしょうか。
【リピート放送】
マイリー・サイラスのステージはMTV JAPANで見られます。
2015 MTV Video Music Awards Main Show
9/13(日)19:00 - 21:00
9/17(木)21:00 - 23:00
9/23(水)21:00 - 23:00
【写真提供】
(c)MTV VMA 2015/Getty Images