流行りの“4ドアクーペ” セダン×クーペ
SUV系クロスオーバーから離れてみると、ラインナップはさらに個性的だ。たとえば、昨今は流行りのデザインとして、セダンとクーペの融合、すなわち“4ドアクーペ”がある。
背の低いスタイリッシュな4ドアというカテゴリーは国産車がその嚆矢(こうし)と言えるが、スポーツクーペの美しさを見事に融合してみせたのは、メルセデス・ベンツCLSクラスが最初であった。
欧州Dセグ、Eセグ相当のクラスに人気モデルが集中する。最近ではメルセデス・ベンツCLAクラスの人気が圧倒的。けれども、個人的にはFFベースのスタイリッシュサルーンは成立しづらいと思っている。フロントホイールハウスの位置がどうしてもキャビンに近づくために、真横からみたスタイル(前後の割合)が不自然になってしまうからだ。その点、CLSクラスは間違いなく格好いい。
オススメは4シリーズおよび6シリーズのグランクーペ。いずれもセダンとクーペのいいところどりという意味では、性能、デザインとも上手にクロスオーバーさせている。
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