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ヨーロッパで大絶賛!『GERMINAL』インタビュー!(3ページ目)

この秋KAAT神奈川芸術劇場で上演される『GERMINAL』。2012年に初演を迎えるやいなやヨーロッパで大絶賛を博した話題作が、いよいよ日本初上陸を果たします。ここでは、来日に先駆け作・演出のアロリー・ゴエルジェにインタビュー! 作品の発端とその想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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クリエイションはどのような方法で行っていますか?

アロリー>通常、僕らはまず図面上(台本)で同意し、それぞれが台詞を数行書き、互いに見せ合い、助け合いながら仕上げていくというスタイルを取っています。話すところから始まって、アイデア、材料、情報を交換しあう。そして自分たちがつくろうとする世界のルール(原則)の確立を試みます。

その世界を記述し、文書に落とし込み、それらを言葉で埋め込んでいく。さらにそこから、各々を各々のしかるべき場所に置いてみる。僕たちが役者に示し、一緒に参加しながら、何が上手くいき、何が上手くいかないかを確認し、書きかえていくこともあります。当然そこには数多くのディスカッションが必要になります。

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 (C) beaborgers
 

アロリーさんとアントワンヌさん、おふたりの作業上の棲み分けはどうされていますか?

アロリー>アントワンヌとは常に一緒という訳ではなくて、どのプロジェクトも違う組織やチームで行っています。自分たちはしょせんカンパニーではないですから。ときにはひとりで手がけたり、他の人とタッグを組むこともあります。

最近の二作品はアントワンヌとふたりで創作しましたが、それぞれ半分ずつ書き、演じました。通常僕たちは、機材のデザイン、プログラム、ビデオ、サウンド、歌など、出来る限りの作業を自分たちで手がけています。まずは物事をスタートさせ、その後各々のパートのスペシャリストたちの意見を聞き、つくり上げていく。

『GERMINAL - ジェルミナル』の場合、僕たちのおバカなアイデアの全てを実現させるために、テクニカルのスタッフたちから絶大な助けをかりて完成しました。

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 (C) beaborgers



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