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ヨーロッパで大絶賛!『GERMINAL』インタビュー!(2ページ目)

この秋KAAT神奈川芸術劇場で上演される『GERMINAL』。2012年に初演を迎えるやいなやヨーロッパで大絶賛を博した話題作が、いよいよ日本初上陸を果たします。ここでは、来日に先駆け作・演出のアロリー・ゴエルジェにインタビュー! 作品の発端とその想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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本作をつくろうと考えた経緯、着想のきっかけをお聞かせください。

アロリー>『GERMINAL - ジェルミナル』は、さまざまな劇場におけるレジデンスの過程で2年間のリサーチをかけてつくった作品です。その半分くらいの時間を費やし創作した2つの作品がありましたが、そちらは放棄(笑)。3作品目をつくり始めたとき、“OK、今回は全く何もないところから始めよう。今まで見たこともやったこともない、本当にゼロからね”と、改めてスタートしました。そこからが本当の始まりでした。

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キャストはどのような基準で選んだのでしょう?

アロリー>最初はアントワンヌと僕のふたりだけでいいと思っていましたが、4人の方がより良い数だと気付いて。だけど、経験もなければ、プロの役者とどうやって仕事をしたらいいのかもわからない。アントワンヌと僕は時間もあり、自由でもあり、そしてある意味自分たちの限界も知っている。だから役者としてどうにかやりくりできていた部分がありました。

アルノーとは一緒に仕事をした経験もあり、またいい友達でもあったので、何がピッタリくるかこないかがすぐにわかったし、彼のパートを書くのは非常に簡単でした。オンディーヌ(初演時キャスト)とは面識はなかったけれど、アントワンヌが以前彼女の出演した公演を観たことがあって、“すごくいいよ!”と絶賛していたので、早速連絡を取ってみました。企画の説明など15分くらい話をしただけで、すぐ彼女も参加することになった。それからずっと、一緒にツアーをしています。彼らと働くことは、僕らにとって宝です。

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 (C) Alain Rico



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