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無線LANのアンテナの向きと電波強度の関係を徹底検証(2ページ目)

無線LANを利用するにあたり、「いったい親機をどのように設置すれば良いのか」と誰しも思うことだろう。今回の記事では、アンテナの向きを中心に設置環境と電波強度の関係を検証してみることにした。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

子機を親機と対面 or 横並びにしてみる

下の測定環境見取り図で、位置関係を把握して欲しい。その下に結果を写真で示す。

■測定環境見取り図
測定位置BとC

測定位置BとC Bが向き合っている位置でCが横に並べた位置


4本のアンテナを1つの面と見たとき、測定位置Bは向き合った位置、測定位置Cは横に並べた位置になる。子機は、どちらもに立てて測定した。結果を写真で見てみよう。

向こう側にアンテナが写っているのでアンテナと向き合っているのが分かる。

向こう側にアンテナが写っているので、アンテナと向き合っているのが分かる

アンテナが写っていないが白い壁で横に移動したことが分かる。

アンテナが写っていないが、白い壁と向き合っているので横に移動したことが分かる


【考察】
数値は、およそ以下の通りだ。

  • アンテナ面と向き合っている場合(B):-23db
  • アンテナ面の横になった場合(C):-36db

アンテナと向き合っている場合は、-23dbとかなり強い電波強度となっている。先の測定地点Aでの立てた値が-38dbなので、アンテナのすぐ傍にくると格段に電波強度が上がるのが分かる。しかし、アンテナの横では、向き合っている場合と比べて-13dbも強度が落ちている。

【結論】
子機は、アンテナと向き合っている位置に置いた方が電波強度が強い。

つぎは、アンテナをBUFFALOの「アンテナ設置ガイド」にあるように角度をつけて測定してみた。

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