バレエ/バレエ関連コラム

私に合ったバレエ公演プログラムはどれ?

夏は、海外ダンサーが来日公演を行う季節です。海外では、夏はバレエ団のシーズンオフなので、ダンサーたちは、世界中を飛びまわってガラ公演などを行います。ガラ公演とは、全幕公演ではなく、バレエ作品の中からハイライト部分のグラン・パ・ド・ドゥなどで構成する公演のことです。全幕が良いのか、ガラが良いのか、ご自分の好みに合ったプログラムを探して観ることで、バレエ鑑賞がより充実した時間となります。

執筆者:石島 みどり

ダンサーのテクニックが観たい!

ガラ公演と全幕公演。違いを見極めて観に行きましょう。

ガラ公演と全幕公演。違いを見極めて観に行きましょう。

プロのダンサーたちの超絶技巧を、舞台で直に観られたらどんなに興奮するでしょうか? テレビ画面やネットの動画を観ても鳥肌が立つような感覚なのに、舞台で観られたら……。さぞかし、素晴らしい目の保養になることでしょう。

テクニックを重視した踊りの代表格は、「グラン・パ・ド・ドゥ」 です。男性と女性の二人の踊りですね。二人で踊るアダージオ、男性のソロ、女性のソロ、そして最後は二人のコーダ。この4つの構成で踊られます。

アダージオでは二人の息の合った踊り、男性ソロではジャンプやターン、女性ソロではポアント・テクニックやターン、コーダでは連続回転技やグラン・アレグロ (大きなジャンプ) を観る事が出来ます。

自分には出来ないテクニックを直に見ることで、ダンサーたちのすごさを実感できますし、自分の不得意なテクニックに何が必要かが分かることでしょう。

テクニックが観たい方は、「グラン・パ・ド・ドゥ」が立て続けに観られる 「ガラ公演」 を観劇してみてはいかがでしょうか?


バレエ公演に感情移入したい!

全ての全幕バレエにはストーリーがあります。バレエは言葉の代わりに体を使って表現する演劇でもあり、「舞踊劇」 とも呼ばれます。「白鳥の湖」、「眠れる森の美女」、「ジゼル」、「ラ・バヤデール」などは、演劇性の高いバレエと言えますね。

全幕ものを観ると、その主人公の立場に感情移入する事が出来ますね。悲しい役には涙も出ますし、楽しい役には笑いも起こります。

主人公の役を通して感情移入がしたい方には、断然全幕ものをおススメします。


自分の好みに合わせて、ガラ公演、全幕ものと選んでバレエ公演を楽しんでください。
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