日本人の夏休みと比べて、長期間で充実したイメージのあるフランスのヴァカンス。誰と行くの?どこへ出かけ、何をして過ごすの?と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。2009年に15歳以上のフランス人4363人を対象にTNS Sofres社によって実施されたアンケート結果をもとに、フランス人の理想のヴァカンスをちょっとのぞいてみましょう。

フランス人による理想のヴァカンスの定義とは?

vacances

好きなことを思う存分が理想のスタイル

フランス語を勉強されている方であれば、vacance(ヴァカンス)というフランス語が「空白」という意味を持っていることをご存知の方も多いと思います。このvacanceを複数形にしたものが、「休暇」の意味を持つvacances。「何もしない」のが彼らのスタイルなのだろうなというイメージですが、実際のところはどうでしょう。

彼らにとっての理想のヴァカンスは、

1. Faire tout ce que l’on veut sans aucune contrainte
(何事にも拘束されず好きなことをする / 29%)
2. Découvrir de nouvelles cultures
(新しい文化の発見 / 28%)
3. Retrouver ses proches et passer du bon temps avec eux
(近親者で集い楽しい時を過ごす / 24%)

となっています。ちなみに、3番を選んだ割合は、若者世代がそれほどでもないのに、60歳以上ですと35%に達するということです。数少ない休日をカレンダーの並びを利用してfaire le pont(連休にする)ことでかろうじて休暇の日数を伸ばすことのできる日本と比べると、やはりその過ごし方にはゆったり感がただよっている気はしますが、理想のヴァカンスの定義という点では両国でそれほど大きな違いはないように思えます。

ヴァカンス先では何がしたい?

「ヴァカンスで自分のしたいことをする」という点では、日仏に大きな違いはなさそうですが、「好きなこと」の内容に関してはおそらく違いがみられそうです。
  • Se promener (散歩 24%)
  • Des activités culturelles (文化活動 23%)
  • Se reposer (休養 15%)
  • Découvrir la gastronomie locale( 地元の料理を味わう 8%)
  • Faire du shopping(買い物 2%)
個人差ももちろんあるでしょうが、日本では、食事と買い物はもっと上位に位置するでしょう。pratiquer des activités sportives(スポーツをする)、faire la fête(パーティをする)という回答も9%程度ずつあるようですが、日常を離れてワイワイ楽しむ感覚は、日本の方が強いかもしれませんね。

次ページでは、誰と過ごすのか?どこへ行くのか?といった部分から、もう少し詳しく理想のヴァカンスをみてみましょう。