股間節を開くのがターンアウトです。
そんな時、さらに努力をするのではなく、ちょっと別な角度からアプローチしてみると、あっさりターンアウトが改善されてしまったりすることがあります。
ターンアウトは股関節から
ターンアウトは股関節の中から脚を開きます。股関節の可動域を広げればターンアウトが楽に出来る様になります。股関節の可動域を広げるためには、直接的に股関節に、整体などで刺激を与えるのが一番早いですが、レッスン前にそうした刺激を与えることは難しいので、自分でできる簡単な方法で可動域を広げてみましょう。あご関節を利用する
全ての関節は、それぞれの関節と深くつながっています。どういうことかと言いますと、一つの関節が緊張すれば、それに付随して他の関節たちも緊張します。逆に一つの関節が緩むと、他の関節たちも緩みます。ターンアウトでは、股関節を緩めることで可動域を広げます。股関節を緩めるために、あご関節を緩めるということをお勧めします。奥歯の上下で1cm程度の隙間を作ってみてください。敏感な方ならすぐに股関節が緩みます。それによりターンアウトが楽になるでしょう。
肩関節を利用する
猫背や前肩の方は、ターンアウトが上手に出来ません。肩関節が閉じているからです。そういう方は、肩を後に引いて開くようにしてください。それにより、肩関節に余裕が生まれるので、ターンアウトがし易くなります。肩関節の動かし方がいまひとつ分からないという方は、両手を下に下げ、手の平を思い切り外に向けるようにしてください。それにより肩が開きます。その状態でターンアウトのし易さを感じてください。
関節の自由度を上げる
上記のようにあご関節、肩関節を意識するだけで、股関節の可動域が広がります。そのほかにも関節は、膝・足首・趾 (足指) の付け根・手首など、意識しようと思えば出来るところが沢山あります。これらの関節の自由度を上げるために、なるべく関節周辺の筋肉を緊張させないようにしてください。緊張させるところは、腹直筋と背筋です。それ以外のところは緊張させずに、関節の自由度を保つことをお勧めします。