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平山素子×加賀谷香×原田薫『ファム・ファタール』(2ページ目)

コンテンポラリー・ダンス界を牽引する平山素子と加賀谷香、そしてジャズダンス界のカリスマ・原田薫が初タッグ! ダンスシーンを駆け抜けてきたトップランナー三名が集結し、新たな境地を見せつけます。公演に先駆け、平山さん、加賀谷さん、原田さんの三者にインタビュー。企画のきっかけと作品への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

バレエガイド


演出・振付は平山さんが手がけています。平山さんの振付法とは?

平山>おふたりは本当に素晴らしいダンサーでありコレオグラファーでもあるので、私の方から“絶対にこうして欲しい”と言うのではなくて、“こういうアイデアで臨んだらどんなものが出ますか?”というきっかけ出しをする感じ。そこから出てきたものを私自身も受け止めて、また発展させていくような、共同作業に近い感覚があります。でもふたりとも本当に真面目なので、ひとつひとつ真剣にやろうとしてくれるんですよね。パッと何か渡すと、自分の中に入れてまずは消化しようとする。

原田>平山さん独特の動きやニュアンスがあって、それは私にとってすごく新鮮で、踊ってて楽しいです。でもどうしても動きがジャズダンサーになってしまうので、そこは苦戦しているところです。

加賀谷>ダンスのスタイルは同じでも、全く違う身体性をもらい、自分の身体を通す作業はなかなか普段できないからすごく楽しい。最近はもう自分の作るものしか踊らなくなってきているので、振りをつけてもらうというのは何だか新鮮ですね。

原田>あと平山さんは、“やるぞ!”ってスイッチが入ったときのエネルギーがすごい。毎回どうくるか読めなくて(笑)。

加賀谷>確かにそう。スイッチが入るタイミングがわからないんですよね。同じコンテンポラリーでも全然違うなって思います。

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