コタキナバル/コタキナバルの観光・アクティビティ

コタキナバル発の昆虫観察ツアーはカブトムシ天国!

ボルネオの自然系ツアーの中でも特にお子様連れのファミリーに人気なのがキパンディ・バタフライパークでの昆虫観察ツアー。ライト・トラップを使った夜間の昆虫観察では迫力満点の珍しい昆虫がいっぱい!ボルネオ固有種のモーレンカンプオオカブトにも出会えますよ。

今村 志帆

執筆者:今村 志帆

コタキナバルガイド

ボルネオで昆虫に会いたい方はキパンディ・バタフライパークへ

標本展示室

バタフライパークの標本展示室。このパークを運営するチュウ博士が集めた1500体以上の蝶と3000体以上の甲虫類の標本が収蔵されています。

自然豊かなボルネオで、とりわけ夏休みの家族連れなどに人気が高いのが昆虫観察のツアー。

コタキナバル市内ではめったに珍しい昆虫には遭遇しませんが、街から離れたクロッカー山脈中腹のキパンディ・バタフライパークまで行けば、森に囲まれ且つキナバル公園ほど標高が高すぎないため、様々な昆虫に会うことができます。

バタフライパークまでは片道1時間程度なのでタクシーをチャーターして行くことも可能です。ただし日中は標本展示室、蝶園、蘭園の公開のみで、ライトトラップ(灯火採集)による昆虫観察は一般向けのパークの営業が終わった後の夜間、ツアー向けにのみ行われています。

目玉は夜の昆虫観察

ライトトラップ

夕食を終えてパークに戻ると辺りは真っ暗。灯りをめがけて虫たちが集まってきます。カブトムシやクワガタも沢山やってくるので子供たちは昆虫相撲に夢中!

このバタフライパーク、昆虫標本や蝶園も面白いのですが、一番のおすすめは夜の昆虫観察。

暗くなってから、山の谷間に向けて張られた白布に照明を当てると、セミ、ガ、カマキリ、カメムシ、コガネムシ、カミキリムシ……様々な虫たちが集まってきます。その顔ぶれは毎日違いますが、クワガタやカブトムシも沢山。集まってきたカブトムシを自由に触れるのもここの昆虫観察の魅力です。

虫が苦手な方は卒倒してしまいそうな状況ですが、虫好きな子供たちにとってはパラダイス!時間を忘れてとことん昆虫と戯れることが出来ます。

ボルネオといえば、モーレンカンプオオカブト!

標本

モーレンカンプの標本作り。こちらのパークでは標本製作体験や標本販売も行っています。

子供たちを夢中にするカブトムシ。ここでもっとも多く見られるカブトムシはボルネオ固有種の「モーレンカンプオオカブト」。他にはアジア最大の種「コーカサスオオカブト」やコーカサスより小ぶりだけど角が長めの「アトラスオオカブト」もたまにやってきます。いずれも日本では見られない三本角が特徴的なカブトムシたちです。

ボルネオならではの昆虫との出会いはお子さんの自由研究や絵日記の題材にもぴったり。大人も子供も、忘れられない思い出の一日となることでしょう。

<DATA>
■KIPANDI BUTTERFLY PARK
住所:KM36, Jalan Penampang-Tambunan
TEL :013-8739092
営業時間:9:00~16:00
入場料:大人30リンギット、子供15リンギット
(送迎、夕食、夜の昆虫観察込の日本語ガイドツアーはひとり450リンギット程度)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます