色気男は「笑顔で毒を吐く」

ここから「色気男」の特徴について紹介していきたい。

まず、色気のある男は、「毒」を吐く達人である。その毒は実に痛快で、しかも瞬間、そこに爽やかな笑いすら創造する。

たとえば、「今の話、つまらなすぎてどうしようかと思ったよ(笑)」という毒。それを本人の前で毒づく。相手が男であれ、女であれ、容赦はしない。この一言で、つくり笑いをしなければいけない空気から、みんなが開放される。

「バカすぎて頭痛くなってきた(笑)」――女性にも平気でこのような言葉をプレゼントする。
「脳みそ溶けてんじゃないの? バカだねえ」――愛嬌のある笑顔で、これを言われたら女性はひとたまりもない!

相手を不快にさせる毒ではない。心地よい刺激を伴う、「愛情と親しみ」を感じられる毒なのである。その毒には「笑顔」がトッピングされていて、言われた方も聞いた周囲も悪い後味を感じない。この毒に女性がやられてしまうのだ。


色気男の「シワの数」が女が魅了する

色気のある男は、とにかく良く笑う。しかも、まるで小学生のように天真爛漫な笑い方だ。普通なら知性が低いと思われそうな自分の笑い方に対して、こだわりと自信を持っている。だから堂々と人前でよく笑うのだ。

一方で、「エセ色気男」は笑わない。カッコつけて、人の優位に立とうと知性を振りまこうとするので、笑顔が引きつっていていたたまれない。誰かの話を受け入れる余裕も楽しむ余裕も、実はない。もっと言うなら、笑われることを断固として嫌がるのだ。着飾っていても、これは「色気のある男」とは違う。

「屈託なく子供のように笑い転げる。そして涙まで流す。その素直なところが、見ていて色っぽい。もっと笑わせてあげたくなる。(30代女性)」

女性もこのように捉えている。ミステリアスでニヒル、渋くて重厚感がある。それは色っぽさのスペックかもしれない。しかし、それだけだと、いずれ飽きがくる。その渋い男が、節操なく笑い転げる。このギャップにこそ、女心を揺さぶる「色気」が醸し出されるのである。(次のページに続く)