スペインの美食の地、バスク地方の爽やかな「チャコリ」

オーナーのアルギニャーノさん

オーナーのアルギニャーノさん

スペインの一口おつまみ「ピンチョス」をご存知でしょうか。その発祥の地であり、スペインで最も「三ツ星レストラン」が多いことで知られるのは、バスク地方です。北東部でカンタブリア海に面しています。ここの地元で長年愛飲されているワインがあります。「チャコリ」という、とても爽やかな白ワインです。2015年3月に取材で訪問してきました。日本でも販売しているチャコリを見つけたので、ご紹介します!


 
「K5 アルギニャーノ」というワイナリーです。スペインの国民的人気のシェフ、カルロス・アルギニャーノさんとその仲間が興したものですが、このシェフの料理本は400万部も売れているそうですよ。TVでも料理番組を持っていて、これから収録だからと、その撮影現場にも入れてもらいました。エネルギッシュで面白い人でした。
爽やかなスペインのチャコリ

爽やかなスペインのチャコリ


TV撮影中のアルギニャーノさん

TV撮影中のアルギニャーノさん

ワインは2種類の白だけ造っていて、「K5アルギニャーノ」がフラッグシップ。フローラルな香りで、爽やかながらなめらかさもあります。「ウィン・ベルデア」は弟分的存在で、よりフレッシュで軽快感のあるタイプです。

ちなみにシェフ曰く、「多くのチャコリは食前酒として飲まれることが多いけれど、うちのワインは食卓用に造っている」。さすがシェフです。簡単なおつまみから、肉料理までOKというお墨付きですから、是非試してみてください!
チャコリ ウィン・ベルデア アルギニャーノ 1274円
チャコリ K5 アルギニャーノ 2419円


南イタリアのカンパーニャで生まれる白ワイン

南イタリアにはまだ行ったことがありません。そのうち訪問できればよいなあ、と思いますが、なかでもカンパーニャ地方は魅力的です。理由のひとつは、モッツァレラチーズの本場だからです。水牛から作られるモッツァレラチーズ、モッツァレラ・ブッファラを、思う存分食べてみたい、という密かな欲望を持っております(笑)。
白も赤も造っています

白も赤も造っています


それに合いそうな爽やかな白ワインが、ファランギーノという地元品種から造られています。同じ造り手さんでも、ぶどうを栽培する場所が違うとワインの味わいも違うという、典型的な例があります。海寄りの地で造る「ファレルノ・デル・マッシコ」はソフトでなめらか、内陸で造る「ファランギーナ・カンパーニャ」はより清々しい味わいなのです。どちらも、美味しいです!

ちょっとトロピカルフルーツ系の香りで、なめらかな触感がお好きならば「ファレルノ・デル・マッシコ」を。
ファレルノ・デル・マッシコ・ビアンコ2014 ヴィッラ・マティルデ 2592円

より清涼感にあふれていて、塩レモン的なタイプがお好きならば「ファランギーナ・カンパーニャ」を。結構お安く出ていて、お手頃価格でした。
ファランギーナ・カンパーニャ2013 ヴィッラ・マティルデ 1600円強
こちらのWebサイトでも買うことができます。


日本人女性醸造家が造るオーストラリアのロゼ

そしてもう1本は、お友達のワインを紹介させていただきます!

オーストラリアの南東部、ニュー・サウス・ウエールズ州のアッパーハンタヴァレーで2013年にワイナリーを設立した日本人女性醸造家がいます。小林敦子さん、今は結婚されてアツコ・ラドクリフさんです。オーストラリアでの生活が長いのですが、酒蔵での勤務、ココ・ファームでの経験、日本のワイナリーのコンサルタントなどなどなど、この道のエキスパートです。
清楚なラベルにも日本的な風情が

清楚なラベルにも日本的な風情が


敦子さんのワイナリーは「スモール・フォレスト」という名前です。小林さんなので、小さい森ならぬ、小さい林、ということですね。赤、白、ロゼ、いずれも造っているようですが、今回はロゼワインを。

シラーズから造るロゼで、イチゴやチェリーといったよく熟した果実の香りがして、口当たりがとてもなめらかです。ボリューム感があり、辛口なのに甘いような感覚です。冷やして飲んでも、ちょっと温度が上がっても、表情が違うので面白いのではないかと思います。サーモンや海老を使った生春巻きと合わせてみたい(揚げた春巻きでも美味しいかもしれません)感じです。
スモール・フォレスト シラーズ ロゼ オレンジ2014 4104円

涼しげな気分になれそうなお薦めの夏ワイン。
ぜひ夏の夜にゆっくりと、試してみてはいかがでしょうか?

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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。