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網戸の張り替え方法とは……自分で簡単にできるDIY!

いざ窓を開けようとすると、網戸に窓が! そこで今回は自分でできる網戸の張り替え方法を紹介します。大掛かりな印象もありますが、アルミサッシの網戸は実は簡単に張り替えできますよ。ぜひ張り替えに挑戦してみてください。

番匠 智香子

執筆者:番匠 智香子

DIY・日曜大工ガイド

網戸の張り替えにチャレンジ

網戸の張り替え方法

意外と簡単に張り替えができます

いざ窓をあけて網戸にと思ってみると網の穴が広がってしまっていたなんてことも。穴が大きいと虫よけの意味がなくなってしまいます。


網戸の交換は大掛かりな印象もありますが、実はアルミサッシの網戸は自分でも簡単に張り替えができるのです。
自分で張り替えれば費用の節約にもなります。ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
網戸張替には必須アイテムです

網戸張替には必須アイテムです

網戸を張り替えるのに特別な道具は網戸ローラーの一つだけです。他にはどのご家庭にもある、はさみやカッターを使用しますので手軽な準備で始められます。
   

網の種類

メッシュの大きさが書いてあります。

メッシュの大きさが書いてあります。

網戸の網といっても現在は様々な種類や色、機能のものが販売されています。色はグレーか黒がほとんどです。元々はグレーが主流でしたが、黒の網は窓からの視界を妨げず見通しがよくなるので最近人気があります。網のメッシュの細かさも選ぶことができるので、小さな虫の侵入が気になる方は、室内側から見ると黒の網と同じように視界がスッキリ見え、外側からはシルバーで室内が見えづらいという網も販売されています。
ペットが居ても破けにくい網

ペットが居ても破けにくい網

他にもペットがひっかいても破れないタイプなど、種類があるので用途によって選んでください。
 

準備

押さえゴム

押さえゴム

まずは新しい網と押さえゴムを用意します。押さえゴムは劣化していると押さえが甘くなってしまうので、網を取り替える時に新しいものを用意しましょう。ゴムはサッシ枠の溝によって太さが異なるので、古いゴムを少しだけ切って、店舗へ持って行くと確実です。短いゴムをサンプルとして置いてある店舗もあります。サンプルと実際に合わせてから購入しても良いでしょう。
ゴムの太さは2.8mm、3.5mm、4.5mm、5.5mm、6.8mmになります。
 

網戸の張り替え

上から網戸、ローラー、押さえゴム

上から網戸、ローラー、押さえゴム

■用意するもの 網戸、押さえゴム、網戸用ローラー
上から目打ち、カッター、はさみ

上から目打ち、カッター、はさみ

カッター、はさみ、目打ち、シートや新聞紙、歯ブラシ

1.網戸を外す
目打ちが便利です

目打ちが便利です

網戸を外す場所が汚れないように新聞紙や大きめのシートをひきます。網戸を外し、ゴムが入っている側を上にして置いて下さい。押さえゴムの切れ目を探して、端から押さえゴムを外します。この時に目打ちで端を持ち上げるように外していきます。ゴムは引っ張るだけで簡単に外すことができます。
溝のお掃除をしっかりとしましょう

溝のお掃除をしっかりとしましょう

そして網を外した後、歯ブラシなどの細いブラシで枠や溝の埃やゴミを掃除をしましょう。

2.新しい網を貼る
下側に網を巻きこみます

下側に網を巻きこみます

端から網を広げて仮置きをします。網に巻きぐせがついている場合はサッシ枠の下に巻き込んでおくと作業しやすくなります。網は前後10cm程度大きくなるように余裕をもって切ってください。サッシ枠と網目が平行、左右前後均等になるよう網を置きます。
ローラーの突起部を使います

ローラーの突起部を使います

そして押さえゴムの切れ目だったところに網戸張替用ローラーを使って新しいゴムをはめこみます。
右利きの方は時計周りに、短い辺から貼っていくのが基本になります。
ローラーの突起部を使ってしっかりと押さえゴムをはめ込みます。
角のL部分にしっかりと入れ込みます

角のL部分にしっかりと入れ込みます

そのまま短辺の1つ目の角にも押さえゴムをローラーの突起部を使って、しっかりはめこみます。長辺の角にもゴムを入れて下さい。ちょうどL字になるようにはめ込みます。
仮留めをします

仮留めをします

次に押さえゴムで仮留めをおこないます。2つ目の角の手前に網とゴムを軽く押さえながら、押さえゴムをはめ込んで仮留めします。
ローラーは前にだけ進めます

ローラーは前にだけ進めます

仮留めをしたら1つ目の角からローラーで溝にゴムを押し込んでいきます。この時、網は引っ張らずに軽く手で押さえるようにしてください。
仮留めを外します

仮留めを外します

そして仮留めをした箇所に近づいたら、仮留めのゴムを外します。ローラーの突起部分を使って角にしっかりと押し込みます。
もう1辺を仮留めしたところ

もう1辺を仮留めしたところ

もう1辺同様に作業します。2辺をはめこんだ後は、仮留め無しで張ることができます。
洗濯ハサミを使っています

洗濯ハサミを使っています

網戸用クリップや大きめの洗濯ハサミを使って、網を押さえながら貼る方法もあります。
風が吹いている日や仮留めが上手くいなかい場合はクリップを使うと良いでしょう。
はさみでカットします

はさみでカットします

ゴムの始点まで1周した後は、長さを合わせてゴムをカットします。そしてローラーでしっかりと押し込んで下さい。

ゴムがしっかり入っていない場合があるので、もう1周ローラーで押さえゴムを入れながら浮きがないかチェックしてください。
 

網戸の貼り調整

網戸がたるんでしまった、しわが寄ってしまった所は張り直します。張り直しはたるんでしまった網の近くの押さえゴムを外してください。網を軽く引っ張りながら押さえゴムをローラーで押し込んでください。
 

網を切る

角ははさみの方がやりやすいです

角ははさみの方がやりやすいです

網にたるみがないことを確認し、余分な網をカッター、はさみでカットしていきます。
まず網の角をはさみでカットします。
切り残りの網ははさみでカットします

切り残りの網ははさみでカットします

そして押さえゴムの上側を軽くカッターをあてて撫でるように網を切っていきます。この時、力を入れ過ぎてサッシを傷つけないように気をつけてください。
サッシに沿わせるだけで切れます

サッシに沿わせるだけで切れます

網戸を切るための専用のカッターも販売されています。
はがすとサイズが変えられます

はがすとサイズが変えられます

その他の便利グッズとして、押さえゴムの太さが変えられる製品もあります。3サイズ(3.5mm、4.5mm、5.5mm)に対応しているので、迷ってしまったらこういった便利グッズを選ぶといいでしょう。太さを変えるにはゴムの表面をはがします。

やってみると意外と簡単に網戸は張り替えることができます。
網戸の時期にはホームセンターで網戸の張り替え実演を開催しているところが多くあります。実演を見てから作業をすると自信がつきますよ。ぜひ張り替えに挑戦してみてください。

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