ゴキブリの対策をしましょう
ゴキブリの対策・駆除術
今回は、いかにそんな不快害虫Gと遭わずに済ませるか、もし遭ってしまったらどうするか? について具体的にレクチャーしたいと思います。健闘をお祈りいたします。
<目次>
キッチン
キッチンでのゴキブリ対策
■Gの姿を幸運にして見ていない場合
壁と冷蔵庫や食器棚との隙間、床との隙間等を、Gの嫌う「ハッカ油(ペパーミントのエッセンシャルオイル)」を垂らした水で絞った雑巾で拭き、ホコリを掻き取り観察しましょう。もしもそのホコリの中に「黒いツブツブ」状のゴミが含まれている場合、それはGの糞である可能性が高く、つまりはどこかに居る(居た)という証拠になります。なければラッキーです。
いずれにしても隙間、床掃除に邁進し、その後そこに「毒餌(食毒剤)式殺虫剤」(例としては、コンバットなど)を仕掛ければよいでしょう。遅効性ですが効果は高いです。
日常生活的には、食べかけのパンやスナック菓子を密封せず放置することや、ゴミ類(生ゴミのみならず、缶ビンなども)を密封しないで置くこと、またオイルポットに蓋をせず放置すること等を避けてください。中に入り込まれやすく、不衛生ですし、不用意に餌付けしてしまう事になります。汚れた皿などを流し台に放置するのも同様に止めましょう。
■Gの姿を見てしまった場合
キッチンは、私たちが口に入れる食べ物を扱う場所であるため、なるべくなら「スプレータイプ(エアゾール式)殺虫剤」は使わずおきたいものです。そこで、前述の隙間掃除に加え、電気炊飯器や電子レンジなどGの好む家電の外周掃除を行い、且つ「捕獲器具(トラップ)式殺虫剤」(例としては、ゴキブリホイホイなど)、更に「毒餌(食毒剤)式殺虫剤」を仕掛けておきます。
目前に出でたGに対しては、「高濃度のアルコール(無水エタノール)スプレー」を噴射するのがゴキブリの敏捷な動きを封じるのに効果的で、他の食品や食器を害せず安心です。ただ引火しやすいので、コンロの火を点けたままの状態で噴射するのは絶対に止めてください。火事になりかねません。動きは遅くなっても即死しているわけではないので、その後ちり紙などで捕獲、ビニール袋などに密封して廃棄しましょう。
寝室
寝室でのゴキブリ対策
掃除の際にホコリの内容物を観察する事は、キッチン同様行っておきましょう。糞があったら赤信号です。また寝室でGが好んで潜みやすいのは、ティッシュ等を捨てるゴミ箱の中、吸いさしのタバコの箱、脱ぎ散らかした未洗濯の服の中、万年床の中、エアコン内部、等ですので突然の遭遇には注意してください。要は、ゴミはまめに捨て、汚れ物は放置せず、なるべく清潔に環境を保つ事が大事ということになります。
出遭ってしまった場合ですが、1日のうちでも長時間過ごす寝室ですから、なるべくなら有機リン系やピレスロイド系のエアゾール式殺虫剤は使わずおきたいものです。使用後、速やかに揮発するアルコールスプレーがおすすめです。キッチンのほか、寝室にも常備しておくと良いでしょう(ただし火気厳禁で)。「毒餌(食毒剤)式殺虫剤」をベッドの下などに仕掛けておくのはおすすめです。
トイレ、風呂、洗面所
トイレや風呂、洗面所でのゴキブリ対策
しかしこういった場所で不意打ちされたときの私たちの動きは、概ね敏捷とは言い難いものです。息を呑み、ともするとGと目を合わせたまま、双方静止してしまいます。この状態で捕獲することはたやすくありません。なので、なるべくトイレや風呂場、洗面所に現れないようなくふうをすることが大事です。
Gが夜行性であることはよく知られていますが、窓のないマンションのトイレや洗面所、風呂などは、使用時に電灯を点けない限り、昼間でも真っ暗であるためにGに好まれてしまいやすい側面があります。また、ゴミ箱の類も問題です。
- トイレや風呂の電灯は24時間点けっぱなしにしておく(換気扇と連動型の場合、悪臭やカビ対策にも有効)
- トイレのエチケットボックス(使用済ナプキン入れ)は撤去する
- トイレマット、タオル等が湿ったままにならないよう、注意する(できれば撤去)
- 乾燥機を稼動させた後は、扉を開けて早く冷めるようにする
- ランドリーボックスの中に汚れ物を数日単位で溜めない
- 乾き物であっても、ゴミ箱の中身はまめに捨てるようにする
- 化粧品やクリームの蓋はしっかり閉め、半開きにしないようにする
それでは、“G”ood Luck!
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