深夜。誰もいないハズ、しかし部屋の中には「何か」が蠢(うごめ)く気配がする……振り返るとそこには……! そんなホラーまがいの出来事が頻発する季節がやって参りました。あなたはもう、あの黒くて平べったくて素早い「イニシャルG」との今年初の遭遇を経験しましたか? まだですか? まぁ、なるべくなら年間通じて、一度も遭わずに過ごしたいものですよね。

今回は、いかにそんな不快害虫Gと遭わずに済ませるか、もし遭ってしまったらどうするか? について具体的にレクチャーしたいと思います。健闘をお祈りいたします。

遭遇場所ワースト1、キッチン

調理中に出た野菜くずなどは、生ゴミ処理機等が無い場合はなるべく密封して捨てるのが、ゴキブリを寄せ付けないコツです。ジャガイモ、玉ねぎ、肉魚に注意

調理中に出た野菜くずなどは、生ゴミ処理機等がない場合はなるべく密封して捨てるのが、ゴキブリを寄せ付けないコツです。ジャガイモ、玉ねぎ、肉魚に注意

心情的にも衛生的にも最も遭いたくないキッチンですが、Gが住まいの中で最も好むのもまたキッチン。エサ、水、温もり(冷蔵庫の放熱板など)が恒常的に得られる最高の環境、いわば「Gパラダイス」と言えるでしょう。また冷蔵庫といった家電の他、食器棚や食品庫などの家具が所狭しと置かれているケースが多いため、Gの通り道や住処となる「壁との間の狭い隙間」が多く存在してしまいがちなのも、Gにとっての快適環境化を後押ししてしまっています。つまり「今、見なくてももしかして、いるかも?」と心してかかるべき場所です。

■Gの姿を幸運にして見ていない場合
壁と冷蔵庫や食器棚との隙間、床との隙間等を、Gの嫌う「ハッカ油(ペパーミントのエッセンシャルオイル)」を垂らした水で絞った雑巾で拭き、ホコリを掻き取り観察しましょう。もしもそのホコリの中に「黒いツブツブ」状のゴミが含まれている場合、それはGの糞である可能性が高く、つまりはどこかに居る(居た)という証拠になります。なければラッキーです。

いずれにしても隙間、床掃除に邁進し、その後そこに「毒餌(食毒剤)式殺虫剤」(例としては、コンバットなど)を仕掛ければよいでしょう。遅効性ですが効果は高いです。

日常生活的には、食べかけのパンやスナック菓子を密封せず放置することや、ゴミ類(生ゴミのみならず、缶ビンなども)を密封しないで置くこと、またオイルポットに蓋をせず放置すること等を避けてください。中に入り込まれやすく、不衛生ですし、不用意に餌付けしてしまう事になります。汚れた皿などを流し台に放置するのも同様に止めましょう。

■Gの姿を見てしまった場合
キッチンは、私たちが口に入れる食べ物を扱う場所であるため、なるべくなら「スプレータイプ(エアゾール式)殺虫剤」は使わずおきたいものです。そこで、前述の隙間掃除に加え、電気炊飯器や電子レンジなどGの好む家電の外周掃除を行い、且つ「捕獲器具(トラップ)式殺虫剤」(例としては、ゴキブリホイホイなど)、更に「毒餌(食毒剤)式殺虫剤」を仕掛けておきます。

目前に出でたGに対しては、「高濃度のアルコール(無水エタノール)スプレー」を噴射するのがゴキブリの敏捷な動きを封じるのに効果的で、他の食品や食器を害せず安心です。ただ引火しやすいので、コンロの火を点けたままの状態で噴射するのは絶対に止めてください。火事になりかねません。動きは遅くなっても即死しているわけではないので、その後ちり紙などで捕獲、ビニール袋などに密封して廃棄しましょう。