*7月開幕の注目作
『cube 三銃士 Mon STARS Concert』7月4~6日=草月ホール←観劇レポートUP!
『サンセット大通り』7月4~20日=赤坂ACTシアター←観劇レポートUP!
『南太平洋』7月9~12日=シアター1010 その後愛知、兵庫、福岡、東京などで上演←観劇レポートUP!
『ひめゆり』7月16~21日=THEATRE1010
『王子とこじき』7月25日~8月23日=自由劇場、9月21日~10月4日=京都劇場 ほか全国公演あり←観劇レポートUP!
*8月開幕の注目作
『グッバイ・ガール』8月7~23日=東京国際フォーラムホールC←観劇レポートUP!
『サウンド・オブ・ミュージック』8月9日開幕=四季劇場「秋」
*AllAboutミュージカルで特集した、もしくは特集予定の作品
『エリザベート』観劇レポートを掲載!
『ライムライト』「気になる新星インタビュー」にて出演・良知真次さんへのインタビュー&観劇レポートを掲載!
『End of the Rainbow』「Star Talk」にて出演・彩吹真央さんへのインタビューを掲載!
『ラ・マンチャの男』「Star Talk」にて出演・霧矢大夢さんへのインタビューを掲載!
【Pick of the month JULY 7月の注目作】
『サンセット大通り』
7月4~20日=赤坂ACTシアター『サンセット大通り』
93年にロンドン、翌年ブロードウェイで初演し、トニー賞では作品賞を含む7部門を制した『サンセット大通り』。アンドリュー・ロイド=ウェバーがハリウッドを舞台に、忘れられた大女優と若い男の愛憎劇を、流麗かつドラマティックな音楽で描写。どこか女性版『オペラ座の怪人』的な風合いのある本作が、待望の再演を迎えます。
大女優ノーマを演じるのは、初演で高い評価を受けた安蘭けいさんと、昨年『ラブ・ネバー・ダイ』でロイド=ウェバーのヒロインを華麗に歌い上げた濱田めぐみさん。またノーマの相手ジョー役には平方元基さんと柿澤勇人さんが、やはりダブルキャストで挑みます。濃厚な愛の悲劇を、彼らがどう演じるか。鈴木綜馬さん扮する、不気味な存在感を放つ執事マックスの“正体”にもご注目を!
『サンセット大通り』稽古より(C)Marino Matsushima
稽古も佳境に入った6月18日、都内某所。抽選で選ばれた幸運なオーディエンスとマスコミ陣を前に、まずは若い脚本家ジョーを中心としたナンバー「Let’s Have Lunch」が披露されます。ジャジーで小粋なメロディに乗り、何とか成功への糸口を掴もうとハリウッドで奔走する彼の姿が、目まぐるしくシチュエーションを変えつつ描かれますが、柿澤勇人さん演じるジョーは全身に若者の野心と無鉄砲さが漲り、観ているほうもはらはらドキドキ。
『サンセット大通り』稽古より(C)Marino Matsushima
『サンセット大通り』稽古より(C)Marino Matsushima
【観劇レポート】
煌びやかさと儚さが同居する
濃密なジェットコースター・ドラマ
『サンセット大通り』撮影:渡部孝弘
特異な存在であるところの主人公が、若者たちを相手に三角関係を展開する点で、同じロイド=ウェバー作曲による『オペラ座の怪人』の相似形と言える本作ですが、『オペラ座~』が全篇、歌であるのに対して、本作は台詞と歌の融合型。原作である映画版の「名場面」も再現されつつ、感情が高まる局面では自然に台詞からロイド=ウェバーが得意とする流麗なメロディの歌唱へ移行してゆくという作りで、今回の日本版では鈴木裕美さんによる滑らかな演出、演技巧者揃いのキャストによって、さらに壮麗さに磨きがかけられています。
『サンセット大通り』撮影:渡部孝弘
『サンセット大通り』撮影:渡部孝弘
『サンセット大通り』撮影:渡部孝弘
『サンセット大通り』撮影:渡部孝弘
*ご出演者への過去のインタビュー 安蘭けいさん、平方元基さん
*次頁で『cube三銃士Mon STARS Concert』以降の公演をご紹介します!