レッド・ジュエルシクリッド
画像提供:オオツカ熱帯魚
学 名:Hemichromis lifalili(Loiselle, 1979)
通称名:
英 名:
分 布:西アフリカ
サイズ:12cm
Temp :22-24℃
pH :6.5-7.5
赤い宝石の名の通り、赤を基調とし地肌にブルーのスポットが全身に散りばめられた非常に美しいシクリッド。本種は、雌も雄同様の色彩で観賞価値が高い。石や流木を組み合わせ、それらにアヌビアスをあしらったレイアウトに良く映える。
餌は何でも良く食べ、クランブル状の人口飼料や冷凍赤虫、小ぶりなメダカ等を与えるとよい。特にディスカス用の赤系の色揚げ効果の高い飼料を与えると、素晴らしい発色となる。
水質への適応範囲は可也高く、また水質の悪化や急変にも相当強い。非常に魅力的なシクリッドだが、如何せん性格の荒さはシクリッドの中でも随一。基本的には、単独飼育しかできない。特に繁殖期のそれは凄まじいものがあり、余程広い水槽でないとペア以外との飼育は難しい。東南アジアでの養殖個体が流通するが、その性格から取り扱うショップはそれ程多くない。
繁殖はいたって容易で、複数匹飼育していれば簡単にペアになり石や流木等の上に産卵。雌雄ともに卵、稚魚を献身的に世話する。稚魚は遊泳開始後からブラインシュリンプを食べ、親同様に相当丈夫。
余り見かけることは無いが、本種の他にもレッド・ジュエルシクリッドと呼ばれるへミクロミス属の魚は複数匹おり、模様や体型が多少ことなる。
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