透明な熱帯魚の紹介


透明な熱帯魚とは

透明な熱帯魚とは

『もしも、透明人間になれたら…』

と、考えたことは、誰しも一度はあるかと思います。アニメの中などに登場する透明人間が、現実に存在したら面白いでしょうね。また、もしも自分が透明になることができたなら…

さて、そんな透明人間が実在するかどうかは知りませんが、実は透明な魚は存在します。しかも、それほど珍しいものではなく、観賞魚として流通する種類のなかに、多くの透明魚が含まれています。

アニメの中の透明人間のように、完全に見えなくなって、姿をくらますといったものではなく。その多くが、体の大半が半透明になっています。

ちょっと、変わってますよね。
そんな風変わりな外観を持つ、透明な熱帯魚を幾つか紹介していきます。
   

骨まで丸見え、東南アジアの透明ナマズ

トランスルーセント・グラスキャット

画像:オオツカ熱帯魚すけすけ熱帯魚のポピュラーネーム。ユラユラと泳ぐ様子は、まるで幽霊のようだ。

 
 
その変わった容姿から、観賞魚としての人気の高いトランスルーセント・グラスキャットフィッシュ。トランスルーセントとは、『光を通す半透明な』という意味で、骨格が透けて見える、変わったナマズになります。

よく目を凝らしてみると、体を通して反対側の風景を見ることができるから驚きです。

写真でも、背景の水草が透けて見えているのが、わかりますか?

流石に内臓の中身まで見ることはできませんが、内臓が包まれた袋状のものは観察できます。また、背骨をはじめ、各骨はしっかりと見えていますね。

トランスルーセント・グラスキャットは、東南アジアのメコン川やチャオプラヤ川の流域に住んでいます。大きくなっても15cmほどで、群れをつくって泳いでいるとても大人しい魚です。

現地で採集されたものが、観賞魚として世界各国に輸出されていて、専門店に行けばいつでも見られるほどのポピュラーな魚。こんな変わった魚を、手軽に自宅で飼育することができるのも、アクアリウムの醍醐味です。
 

ガラスのさかな


そのまま見た目を現した呼び名の、グラスフィッシュの仲間。これらの魚も、透明な体に骨格が透けて見える変わった外見をしています。やはり、観賞魚として広く流通しています。

グラスフィッシュには、多くの仲間が知られていて、その多くが透明な体を持っています。中でも『ラージグラスフィッシュ』が、もっともポピュラーな種類。その他にも『インディアングラスフィッシュ』『グラスエンゼル』などが、観賞魚として人気があります。

これらの魚たちは、体を透明にすることで、周りの景色に溶けこもうとしているのだと思われます。外敵から身を守るために、透明であることが武器なのでしょう。

しかし、透明な体に不自然な蛍光色(黄色やピンク、緑など)をした、カラー・ラージグラスフィッシュという魚がいます。折角の透明ボディーが、目だってしょうがありません。ぱっと見、綺麗にみえるのですが、実は人工的に着色された色になります。

これらの色彩は、注射器を使って、背中とお腹の部分に、蛍光色の染料が注射されています。これでは、折角の透明なボディーが台無しです。
 

その他の透明な熱帯魚

 
グローライトテトラ(アルビノ)
遺伝的に色素が欠落し、体が透けて見える魚も多い。
今回紹介した透明な熱帯魚が、もっともポピュラーな魚たちなのですが、それ以外にも、まだまだ多くの透明魚は存在します。

特に小型のカラシンの仲間や、小型のハゼの仲間に多く見られます。観賞魚店を訪れる機会があったら、一度探してみてください。意外と簡単に、すけすけボディーな魚たちを見つけることが出来ると思います。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。