熱帯魚/水草の育て方・オンライン図鑑

ミクロソリウムを活着させるには?水草と流木の関係

水草を流木や石などに着生させると、水槽内にとても自然な景観を作り出すことができる。育成も比較的簡単な、ポピュラーな水生シダの仲間「ミクロソリウム」。今回は流木への活着(着生)に必要なもの、手順について、写真を交えながら、順を追って解説!

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド

ミクロソリウムを活着させるには?

ミクロソリウムを活着させるには?

今回は、ポピュラーな水生シダの仲間「ミクロソリウム」の着生(活着)について。このスタイルは、シダの仲間全般に対し応用が利く。
 
<目次>
   

ミクロソリウムを流木に活着(着生)させる

水草を基質に着生させるには、根を固定させるのに適した、表面のざらついたものが必要になる。やはり、流木や石(溶岩石、etc)などが適している。
 

用意する物

  • 流木、もしくは石
  • ビニタイ、もしくはテグス糸
    ※ビニタイがベスト。テグスであれば、4号以上が扱い易い。
  • ミクソリウム適量

ビニタイは、アクアリウムショップに専用の商品が販売されている。しかし、100円ショップ、またホームセンターの園芸コーナーでも安価に販売されているので、そちらを活用するのも良いだろう。
 
ミクロソリウムを着生させるのに、必要なもの一覧
必要なものを準備し、流木のアクヌキ、洗浄を済ませておく。ミクロソリウムはポット入りのものを購入したのであれば、ロックウールを丁寧に取り除いておく。枯れた葉なども併せて、取り除く。シダ植物の場合、茎の状態の良否が重要なため、葉よりもこの部分を重視して選択したい。
 

流木、ミクロソリウムの配置を決める

 
ミクロソリウムと流木をバランスよく配する。
 
その後の生長をイメージしながら、ミクソロリウムを配置する位置を決める。流木を様々な角度から眺め、実際にミクソロリウムをあてがいながら最も美しいと思われる位置を探そう。

ビニタイで固定させるので、作業のしやすさも考慮に。

 

流木にビニタイで固定させる

ビニタイで固定 UPミクソロリウムの大きさや、流木の形にも拠るが、概ね2、3箇所を。茎が痛まない程度の力で、ミクロソリウムが動かない程度に固定させれば良い。

やがて根が流木に絡みつき、簡単に剥がれなくなる。最初は任意の場所に添えつける、くらいの感覚で良いだろう。
 

完成

自然な景観を作り出してくれる、流木に着生したミクロソリウム
 
そのままでも良いが、見苦しければある程度『根』はカットしても構わない。

最も美しく見える位置に配したら完成。

環境にも拠るが、1ヶ月程度で流木に着生する。ビニタイは、ミクロソリウムが生長するに従い覆われてしまうので、そのままでも構わない。気になる様であれば、2ヵ月程度して流木に完全に着生した時点で取り除くと良いだろう。

その後のケアは、伸びすぎてバランスの崩れた葉や根のカット。また枯れてしまった部分を取り除く程度で良い。有茎植物と比較して、生長速度が緩やかなことと。その形態から長期に渡って自然な景観を維持できるので、レイアウトアイテムとしてとても重宝する。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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