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アンゴラ・バルブの基本情報! 性格や飼育方法は?

観賞魚としては希少な、アフリカ原産の小型のコイの仲間。アンゴラ・バルブの基本情報を解説いたします。じっくり飼い込むことで、一層オレンジの色彩が鮮やかになる。泳ぎ方に特徴があり、ちょこちょこ泳ぐ姿は見ていて楽しいですよ。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド

アンゴラ・バルブの基本情報

アンゴラ・バルブの基本情報

アンゴラ・バルブ

学 名:Barbus fasciolatus
通称名:アフリカンバンデッド・バルブ
英 名:African banded barb
分 布:アフリカ:アンゴラ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ
サイズ:6cm
Temp :20-26℃
pH  :弱酸性~中性

数少ないアフリカ原産のバルブ(小型のコイの仲間)で、流通量はそれ程多くないものの、古くから観賞魚としての入荷が知られる。バルブの仲間といえば、グリーンスマトラゴールデンバルブといった東南アジア原産のものが観賞魚としてはポピュラーで、本種のようなアフリカに生息するバルブの仲間はそれほど多く流通していない。そんなマイナーなグループのなかで、本種はワイルド(採集個体)、ブリードともに、不定期ながら観賞魚として流通するポピュラー種。

細身の体には不規則な数本のバンドが入り、この模様には幾つかのバリエーションが知られている。また、オレンジ色の体色は飼い込むことで、にじみでるようなキャンディーカラーへと変化し、派手さはないものの非常に美しい。特に水草水槽との相性が良く、アフリカ原産の深緑系のアヌビアスの仲間などと色彩的にマッチする。

性格は温和で同程度の小型魚との混泳は可能だが、やや神経質な面があり、環境に慣れるまでは物陰にひそみがち。いったん環境に馴染んでしまえば活発に泳ぎ、ホバリングを繰り返しながらチョコチョコと泳ぐ様は見ていて楽しい。同種間では常に小競り合いをし、お互いにフィン・スプレディングを繰り返すが、相手にダメージを与えるようなことはない。

飼育は容易で、特に水質にもうるさくない。より美しく仕上げるためには、弱酸性のこなれた飼育水でじっくり飼いこむとよいだろう。餌は何でも良く食べ、フレーク、顆粒状の人工飼料を与えると良い。手間でなければ、孵化したてのブラインシュリンプは良い餌になり、色揚げ効果も見込める。繁殖は、ばら撒き型で、一度に数百の沈下性の卵を産む。


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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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