長さんがチョー真面目におならを科学する絵本『おなら』
表紙いっぱいに描かれる大きな像……の、お尻。かつて象のお尻を、これほど大胆に表紙に配した作品があったでしょうか? 驚きながら表紙を開けば、そこにはさらなる驚きが待っています。描かれているのは音です。しかもその「ぶおおーん」という爆音は、ジャングルの彼方から発せられた象のおなら音でした!本文を開くまでもなく、小さな読者は大爆笑で、まさに「つかみはオッケー!」状態です。ところが、爆笑必至のユーモア絵本に見せかけたこのオープニングは、長新太から贈られた超真面目な科学絵本への招待状だったのです。
おならの働きだけでなく、空気とおならの関係や、食べ物によるおならのにおいの変化についてなど、おならにまつわるあれこれを、とっても臭そうなおなら音とともに科学的に説明してくれます。ちなみに、長さんによると、「ぶおーん すすー」はライオンの、「ぷおー」はカバのおなら音ということですが、本当でしょうかねえ?
そう言えば、手術の後におならがでると、みんな大喜びしますね
おなら博士になりたい人にチョーおすすめの科学絵本は、老若男女を問わずお楽しみいただけますので、ぜひご家族みなさんでご覧ください。それでは、ちょっとだけ長さんをまねて……ご紹介はこれでおしまい、さよ おなら!
【書籍データ】
書籍名:おなら
作:長新太
価格:972円
出版社:福音館書店
推奨年齢:3歳くらいから
購入はこちらから
>> 最後は、創造力と想像力を刺激する待望の復刊絵本をご紹介