ボトックス注射でワキ汗の悩みを完璧ブロック(2ページ目)

手軽なのに効果は半年以上！
ボトックス注射の魅力

汗を出すのは「汗腺」という器官だというのは皆さんご存知のとおり。でもこの汗腺にも種類があるのをご存知でしょうか？　汗腺自体は体全体にあり、水分を分泌して体温を調節する機能を持つのが「エックリン汗腺」という汗腺。対して、ワキや外耳、陰部などにあるのが「アポクリン線」で、ニオイの元となっています。アポクリン線は元々社会的な個体間関係を取り結ぶフェロモンの分泌器官として作用していましたが、嗅覚よりも視覚が発達した人類、特にアポクリン線の数が少ないといわれる日本人の間では敬遠されがちな存在となってしまいました。

多汗症の汗はエックリン汗腺から出る汗で、それ自体はほぼ無臭ですが、長時間皮膚に留まることで細菌が増え、若干臭います。また、エックリン汗が蒸発する時に腋臭の原因であるアポクリン汗腺からの臭いが拡散し、周囲にニオイを広めることにもなります。


では、シワとりに有効なボトックスが、なぜ発汗を抑える効果があるのでしょうか？

これはボトックスに身体器官を麻痺させて働きを鈍らせる効能があるため。確かにシワが解消するのはシワの元となる表情菌を少ない範囲で麻痺させるからですし、以前に紹介した鼻腔に薬を点下して花粉症の鼻水を鎮める治療でもボトックスが使われていました。

ボトックスの汗腺の分泌抑制は、エックリン汗腺だけでなくアポクリン汗腺にも働きますから、臭いの強い汗の分泌も減少するとのこと。これはエチケットにうるさい女性としては見逃せません。
それでは早速その施術内容を見てみましょう！

施術ステップ

【カウンセリング】
まずは担当ドクターによるカウンセリング。汗の程度を確認し、注入する部位や量などを決めていきます。
初回は感じる痛みの程度が分かりませんから、オプションの麻酔クリーム1000円（税抜）をプラスしたほうが無難でしょう。

【注射】
患部に薬が浸透したらいよいよ注射開始です。細い注射針で細かく何箇所もワキに薬剤を注射していきます。随分と多く刺すなぁとは思いましたが、麻酔クリームが効いているので大丈夫！　両ワキでも10分程度で終了します。伺ったところ、注入する数は汗の量に応じて60～80箇所とのこと。ごく少量のボトックスを極細の針で浅く注入するだけなので、たまにチクチクと感じるだけでほとんど痛みはありません。
【ダウンタイムと効果】
気にあるダウンタイムは、施術当日に若干の腫れを感じるくらい。小さな内出血が点々と残ることもありますが、数日で消えてしまいます。術後の注意事項は特になし。激しく刺激したりしなければ、入浴や運動、飲酒などの制限もありません。

効果には当然個人差があるものの、ほとんどの人がサラサラ、または、ほんのり汗がにじむ程度になれます。ガイドは昨年はじめて受けましたが、本当に快適に過ごせました。汗が滝のように流れるくらい重症の多汗症の場合でも、「ずいぶん軽減された」レベルになるそうです。

また、同クリニックでは、2～4週後経って部分的に汗が出るエリアが残っていれば、再診料でタッチアップを保証してくれていますが、2回注射しても若干の汗が出る人はごく一部いるそうです。持続時間は平均で半年から１年くらい。これなら2～3シーズンは余裕で過ごせますね。

気になるワキ汗をしっかり解消してくれるボトックス注射でのケア。身だしなみにこだわりのあるおしゃれ女子はもちろん、多汗症で悩む貴女には絶対におススメ！　この夏はワキ汗解消で爽やか女子を目指しましょうね!!
【DATA】
銀座ケイスキンクリニック
所在地：東京都中央区銀座1－3－3　G１ビル5階
メニュー：ボトックス注射（多汗症） 両ワキ 　7月限定で85000円（税抜）→75000円（税抜）　※麻酔代・1か月後のタッチアップ込み。
初診料：3000円（税抜）　　※当日または1ヶ月以内に5000円以上の施術を受ける場合はキャッシュバック。
TEL：0120-282-764（要予約）
診察時間：11：00～19：00
定休日：日・祝