筋トレ・筋肉トレーニング/筋トレを始める前の基礎知識

体重が変らなくてもメタボ!?かくれ肥満が危険なワケ(2ページ目)

以前と比べて体重は増えていないのに、なんだか体型が変わってきたという方は居ませんか?もしかしたら「かくれ肥満」かもしれません。特に男性で、お腹の周りの脂肪が気になる場合は、メタボ予備軍の可能性大!かくれ肥満が起きるしくみ、対策について解説します。

森 俊憲

執筆者:森 俊憲

筋トレ・筋肉トレーニングガイド

意識すべきは、体重より「体組成」

筋トレ

体重よりも体組成を意識!

本記事を読んで、「自分はもしかしたら、かくれ肥満かもしれない」と不安に思い始めた方もいるかもしれません。そんな方は、今後、体重よりも「体組成」と「体型」を意識するようにしてください。
体組成とは、「脂肪」「筋肉」「骨」「水分」といった、体を構成する部位の割合を指すものです。

「体重が増えてないのに、お腹周りがポチャッとしてきた」「スラックスがきつくなった」という場合は、体組成の変化が、体に表れてきた証拠なのです。


かくれ肥満は、筋肉量を増やすことで解消!

かくれ肥満解消への近道は、筋肉量を増やして体組成を変化させることです。

なぜなら、筋肉量を増やすことによって
(1)基礎代謝量が増え、摂取したエネルギーが燃えやすい体になる
(2)体が引き締まり、ボディラインが変わる
という嬉しい2つの効果が期待できるからです。

そのため、加齢と共に減ってしまった筋肉を、筋トレによって取り戻すことは、大きなエイジング効果があるといえるでしょう。
その際に大切なのは、どこにどういう筋肉をつけたい、この部分の脂肪を減らしたい……という明確なビジョンを持つことです。

体の変化を「定点観測」して達成感を得る

実際に筋トレを始めたら、必ず自分の体型の変化をチェックする時間を持ってください。これは、筋トレの成果を“可視化”し、続けるモチベーションを保つのに非常に有効です。

例えば、全身が映る姿見で自分の体を観察したり、毎日同じ時間、同じ条件で体重計や体脂肪計で体脂肪率を計測したり、どんな方法でも構いません。

自分の頑張りの手ごたえが見えないと、人はトレーニングを続けることができません。そういった意味でも、非常に大切なプロセスです。
また、体重計に乗って何kgやせたか太ったかに一喜一憂される方も多いと思いますが、体重は1つの目安にすぎないことを覚えておいて欲しいと思います。

体型をデザインし直すために

以上、加齢とともに起こりやすくなる「かくれ肥満」についてお届けしました。
「自分の年齢なら、多少お腹が出ていて当然」なんてことは、ありません。何歳からでも、自分の体をデザインし直すことは可能です。

現状を自覚して理想の体を思い描く(Plan)、筋トレを実行する(Do)、体の変化をチェックする(See)の3つのプロセスを頭に置き、健康的で引き締まった体を手に入れましょう。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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