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「NEC Aterm WG2600HP」レビュー

次世代ギガWi-Fiと銘打って「NEC Aterm WG2600HP」が発売された。今回のレビューでは、その使い勝手や実効速度の検証を行っていく。本当に次世代のギガWi-Fiなのかどうか、確かめていこう。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

NEC Aterm WG2600HPのスペック

WG2600HP外観

WG2600HP外観

「WG2600HP」は、次世代ギガWi-Fiと銘打った無線LANルータだ。そこで、そのスペックを見てみよう。

以下は、NEC Atermの商品紹介ページより引用したスペックだ。

  • 11ac/n/a(5GHz帯)&11n/g/b(2.4GHz帯)
  • ストリーム数4
  • アンテナ数4×4(5GHz帯 & 2.4GHz帯)
  • 公称規格値 無線LAN:1733Mbps(11ac/5GHz帯)と800Mbps(11n/2.4GHz帯)
  • 実効スループット無線LAN:約1095Mbps(11ac メーカー測定値)

11acに対応しているのは当然だが、ストリーム数4/アンテナ数4本というのは従来の製品にはないスペックだ。理論値の速度は、1733Mbpsとギガベース。同社が計測し公表している実効速度も約1095Mbpsと1Gbpsを超えている。

ここで注意して欲しいのは、上記のスペックを得るには、子機側にもWG2600HPを利用する必要があることだ。もちろん、子機側は切り替えスイッチで子機モード(CNVモード)にして利用する。

「現在の親機が遅いので親機だけを入れ替える」「家の中でタブレットやスマホのWiFi環境を改善する」といった用途でギガベースのスペックが得られるわけではない。

とはいっても、上位機種レベルの環境は十分得られるので、「買うなら後々のことを考えて高スペック機を買っておこう」という方には親機だけでもおすすめだ。この辺りの検証も本レビューで行っているので、後半を参照して欲しい。
WG2600HP/E

WG2600HP/E


子機側も一緒に購入しようと思われる方は、WG2600HPを2台セットにしたWG2600HP/Eがおすすめだ。設定も事前に済んでいるので、面倒な設定をしなくても、すぐに利用できる。

 
さて、次はWG2600HPの特徴を見ていこう。

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