太りにくい体質になる!塩分控えめ献立レシピ
塩分が高い食品を摂取しすぎると体内の塩分濃度が徐々に高くなります。腎臓は体内の塩分濃度を一定に保とうと水分を体に溜めこむ働きが強くなり、この機能によって体液や血液量が増えていくのですが、必要以上の水分が体外に排出されないことで体重が増え、手足や顔のむくみが顕著にあらわれるようになります。さらには高血圧を助長し、血流が悪くなることで肌の状態も悪くなります。これらの症状は体にとって良くないことばかりです。今回は、塩のかわりになる調味料や食材から出る香りなどをうまく生かして、塩分控えめですが心も体も満足いく献立レシピをご紹介します。
食材のうまみ、だしの風味を生かす
うまみ成分を有効活用
美味しさを追求するにあたって、味付けは塩味、甘み、酸味、辛みなど様々な味付けがありますが、素材が持つうまみ成分を引き出すことも重要なポイントです。特に汁ものはだしの風味を生かすことで少ない調味料だけでも、満足いくものができます。
塩味のかわりに酸味を活用
塩のかわりにすっぱさをプラス!
酢やレモン汁など酸味を効かすことは塩分を控えめにするための有効な方法です。これからの季節、さっぱりとした清涼感あるお総菜は家族みんなも喜びます。ぜひ積極的に活用してみましょう。
スパイスやハーブ、野菜の香りを引き出しましょう
いい香りがすると料理もレベルアップ
カレー粉やチリパウダーなどのスパイス、カモミールやバジルといったハーブ、みょうがや青じそなどの香味野菜。香りを料理に活かすことは五感のうちの嗅覚を刺激し、脳に信号が送られ、少ない調味料でも味に満足感を得ることができます。
塩分は食材の表面だけにつけます
調味料は使い方次第!
塩を同じ量使って2種類のお握りを作ります。1つ目はご飯に塩を混ぜ込んで握ったもの、もう1つはご飯の表面に塩をまぶして握ったもの。表面に塩をまぶしたお握りの方が塩味を強く感じ、味に満足感が出せます。この原理を利用して、今回はつけ麺風のそうめんを提案します。汁をチョンチョンとそうめんをつけて食べるだけでしっかりと塩味を感じます。ただし残ったつけ汁は飲み干してはいけません。また器に汁とそうめんを一緒に盛ると、時間が経つにつれ、めんに汁の調味が染み込みすぎて塩分過多の原因ともなります。
ナトリウムとカリウムの関係
カリウムは高血圧防止にも重要な成分
ナトリウムとカリウムは体内の細胞内外液の浸透圧を一定に保つ働きがあります。塩の構成成分でもあるナトリウムが体内で多くなると、浸透圧が上がって血圧が上昇します。この状態の時にカリウムが体に十分存在していると、余分なナトリウムを体外に排出してくれる役割を果たしてくれます。カリウムは野菜、果物、海藻などに多く含まれています。意識して摂取してみましょう。
それでは、これらの調理法を使った、太りにくい体質になる!塩分控えめ献立レシピをご紹介します>>