企業のIT活用/セキュリティ/暗号化

安全なパスワードを作成し、簡単に管理する方法

安全なパスワードとは、一般に「8文字以上のランダムな半角大小英字と数字の組み合わせ」とされています。さらに利用するサービスごとに異なるパスワードを用い、定期的な変更が推奨されています。とはいえ、いくつものパスワードを作成・管理するのは、なかなかハードが高いもの。そこで、身近なExcel(2003以降のバージョン)でランダムパスワードを作成する方法と、無料のパスワード生成・管理ツールをご紹介します。

長谷川 渉

執筆者:長谷川 渉

企業のIT活用ガイド

パスワードの使い回しは、不正ログインのリスク大!

ネットバンキングやオンラインショッピングなど、インターネット上のサービスを利用する場合、多くのサイトで、ログイン(会員登録)情報としてID(メールアドレス)とパスワードの登録が必要となります。

インターネットサービスを多く使っていればいるほど、何パターンものID+パスワードの組み合わせを覚えるのが面倒と感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

しかし、同じ組み合わせの、しかも簡単な文字列によるID+パスワードをいろいろなサイトで使い回すのは大変危険です。

確かにログイン情報を覚えるのは楽になりますが、万が一、IDとパスワードが流出してしまうと、不正利用のリスクとその被害が一気に拡大するからです。例えば、警視庁が2015年3月に公表した2014年中の不正アクセス行為の発生状況を見ると、全国の都道府県警が昨年1年間に確認した不正アクセス被害は、過去最多を記録した前年をさらに594件上回る3545件という数字が出ています。

確認された被害の54.8%にあたる1944件を「インターネットバンキングの不正送金」が占め、アカウントの不正使用などの「他人へのなりすまし」(1009件、28.5%)、「インターネットショッピングの不正購入」(209件、5.9%)と続きます。つまり、実際にショッピングサイトで勝手に買い物をされてしまったという被害も発生しているのです。

なお、IDとパスワードの流出経路としては、第三者のインターネットサービス不正アクセス等による盗難のほか、カフェなどで使える無料Wi-Fiを利用している際に入力情報を抜き取られるケースもあります。

使えるシーンが広がった無料Wi-Fiも、機密情報の入力は避けよう

使えるシーンが広がった無料Wi-Fiも、機密情報の入力は避けよう

特に、無料Wi-Fiを利用する際には、通信自体が暗号化されていない、すなわち安全性が低い場合がほとんどですので、インターネット上でのパスワード入力は、極力行わないように気を付けましょう。

ただし、もし無料Wi-Fiを使ってしまったとしても、定期的なパスワード変更が習慣化されていれば、不正利用の確率をぐっと下げることができます。

では、同じパスワードを使い回さないことを心掛けながら、簡単にパスワードを作成・管理する方法を覚えておきましょう。

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