有料で相談を受ける人はどれくらい?
金融機関などの無料相談は、多くの人が利用しているけれど、有料相談を利用する人はどれくらいいるの?
20%という数字について、多いと感じる人、少ないと感じる人様々だと思いますが、ガイド平野がFPとして独立した頃と比べると、「お金を払ってでもFPに相談したい」という人は確実に増えていると感じています。
また、「有料相談を受ける人は、お金に余裕があるのでは?」と思われがちですが、下の表にあるように、どの世帯年収区分の方でも、約12%~30%有料相談を利用する人がいらっしゃることが分かりました。
身体に対することで例えると、まずは職場の健診や自治体の無料健診、健康相談などを利用して、解決できればそれで安心ですし、より詳しく診てもらいたいという場合は、医療機関で有料で診察・検査をしてもらう、といった感じでしょうか。
FP相談の満足度は?
今度、近くでFP相談会があるから、行ってみる?
無料相談では、「専門性」:約83%、「提案力」:約79%、「金融商品の知識」:約78%
有料相談では、「専門性」:約92%、「提案力」:約85%、「金融商品の知識」:約85%
と、いずれの項目も無料相談より満足度が高いことが分かりました。
サービス全般で満足した理由としては、「的確なアドバイス・提案があった」「わかりやすい・詳しい説明をしてくれた」「親切・丁寧な対応・相談にのってくれた」「専門知識がある」「勉強になった・参考になった」などが上位に挙げられました。FP相談を今後も利用したい、と回答した方も、全体で約85%いらっしゃるとのことです。
「お金のことはあまり考えずに来てしまって……こんなことを質問してもいいのでしょうか?」と躊躇される方もいらっしゃいますが、どうぞ気構えずに相談なさってください。とはいえ、自分の家計やライフプランなど、気になることはいろいろあっても、いざ、相談しようと思うまでには、大変勇気がいることだと思います。まずは無料相談を受けてみて、さらに掘り下げて相談した場合は有料相談を利用する、というのも良いでしょう。ご夫婦で家計や将来について考える機会に、ぜひFP相談を活用なさってください!
【関連リンク】
●備えあれば憂いなし? 夫婦でFP相談のススメ
●タイプ別、お勧めWebライフプラン作成サービス
●タイプ別、家計のお悩み・不安解消法