革靴でも素足? 靴下を履かないってホント?
フランス人は革靴でも靴下を履かないって、本当でしょうか?フランス人は革靴に素足!?
男性も、近所を歩くなら素足にモカシンやデッキシューズで軽快に
少し気候が良くなり、店頭に春夏物の商品が並ぶようになると、 多くのフランス人が冬の重装備を解いて、軽快な服装になっていきます。そして太陽の輝く日には足元も軽快に。靴下を履かずに靴をそのまま履くフランス人が増えてきます。
平日、さすがにスーツ姿にネクタイで素足にモカシンやデッキシューズという男性はいませんが、
軽装になると気分も軽快、心地良い
女性は、パンタロンにスニーカーというカジュアルな組み合わせの時はもちろん、職場へ向かうスーツとハイヒール、パンプスやバレリーナ・シューズとの組み合わせでもストッキングを履かず、靴のふちから素足の指がのぞいていることがよくあります。
素足に直接靴を履いている人話を聞いてみると、「気候が良くなると素足で軽快に動き回れるのが快適」だそうです。
素足に靴の理由?
たとえお昼休みでも、天気のいい日には公園やセーヌ川岸などで日向ぼっこをしたいフランス人。サンドイッチを頬張りながら公園のベンチに座っていたり、ランチの後で短い昼寝を楽しんでいる人を横目に通り過ぎると、靴を脱いで裸足になっている人を見かけます。まるで冬の間、太陽に当たることのなかった足に日光浴をさせているようです。まさかこれが理由とは思われませんが、裸足になりたいフランス人が多いのは確かです。
素足に靴で大丈夫なの?
なぜ素足に直接靴を履くことが可能なのかというと、気候が大きく影響しているように思えます。フランスの夏は、気温は上がっても湿度が低いので空気がさらっとしています。なので、日本の夏よりも靴の中でもベタベタ感が少ないようです。また女性の場合、日本では冷房による冷えに悩まされることも多いですが、フランスではどこでも冷房完備というわけではありません。オフィスや職場で、たとえストッキング一枚でも履いてカバーしておきたいということがほとんどありません。
まわりの一般的なフランス人女性を見ていると、ストッキングを「履かなければ」という意識はあまりない模様。シンプルで自分が心地よくいられることを好む彼女たちには、気候の良い時期のストッキングは必ずしもマストなアイテムではないようです。
では、フランス人は足が蒸れたり、靴ずれなどに悩まされていないのでしょうか?もちろん、足が蒸れたり、靴ずれもしています。
・足に水ぶくれがあります。
J'ai une ampoule au pied. (ジェ ユヌ アンプル オ ピエ)
電車やバスの車内で観察していると、パンプスやサンダルの端からカラフルな絆創膏がのぞいている女性も結構いるものです。
見えないところでカバー
足の蒸れを防ぐために、蒸れ防止や防臭のスプレーを利用したり、案外、地味なフットカバー
日本にはカバーソックスやフットカバーの色柄・素材がいろいろありますが、フランスでは昔からベージュと黒が主流です。
靴の種類に合わせたフットカバーが出てきましたが、あくまで実用的。見せるオシャレにはあまり向かないのでは。
バックストラップ用のフットカバーがあるのは嬉しい
・フットカバー
protège-pieds (プろテージュ ピエ)
※発音表記は、区別をするために、Rの音はひらがなで、Lの音はカタカナで表示しています。
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