サントリーニ島の治安、物価、税金は?
2015年も世界中からのフライト数が伸びているサントリーニ島
2014年は13年に比べ外国からのフライト数がギリシャ全体で15.4%もアップしましたが、サントリーニ島のアップ率は飛び抜けて高く、27%でした。当地報道によれば、2015年も世界中からサントリーニ島へのフライト数は増加傾向にあり、特に北米からユーロ安での観光客の増加を見込んで増便しています。
夏はヨーロッパ各国からチャーター便も多く飛びますが、2015年の最初のチャーター便はドイツからで、かなり早い3月27日でした。毎年、ドイツからの観光客が最も多いです。次いで近年はロシアでしたが、ロシアの経済危機で幾分減少。その分、旧フランス領の北アフリカ方面の治安悪化から、ギリシャでバカンス予定のフランス人の予約が急激に増えています。
基本的にギリシャの島は7、8月が最も人気があり、旅行者が集中します。その前後に来る旅行者も多いので、4月から10月半ば頃まではオンシーズンです。そしてサントリーニ島に関しては1年中、観光客で溢れるようになってきました。近年はオフシーズンでも多くの観光客が訪れ、特に冬は中国人、韓国人観光客が多く訪れます。よって1年中開業のホテルも増えてきています。日本からの観光客数も2014年はかなりの伸びを見せました。現時点での2015年の予約状況は14年ほどではないですが、今夏も多くの日本人観光客が訪れるでしょう。
ここ数年、ギリシャのホテル宿泊料は下がり続けていましたが、2014年から値上がりして、特にサントリーニ島のフィラやイメロヴィグリなどは77~95%もアップ。2015年もその傾向は続いています。ホテルの予約状況はピーク時では既に満室も相次いでいます。フィラやイアは高級ホテルから部屋が埋まっていく傾向にありますので、お目当ての人気ホテルに泊まりたい場合は早めの予約が必要です。ホテルやレストラン、カフェバーなど物価は全般的に高めです。
2015年10月1日よりギリシャ全国でホテル宿泊の付加価値税が引き上げられ、6.5%から13%になりました。島では付加価値税に関して軽減税率が適用されていましたが、10月1日からはサントリーニ島やミコノス島でも、カフェやレストランなどの飲食の税率も13%から23%へ。ギリシャの島々の軽減税率は2016年の年末までに段階的に撤廃されていく予定です。