ギリシャの暑い夏、冷えたビールは格別!ギリシャ名物スブラキとも相性抜群

greekbeer

左からFIXビール(330ml 1.03ユーロ)、 Mythosビール(330ml缶 0.75ユーロ)、Alfaビール(330ml 0.78ユーロ) いずれもスーパーでの値段。店舗によって多少値段は変動

ギリシャ観光のオンシーズンは夏。日中は40度近くでかなり暑いですが、ビーチで過ごすにはもってこいのお天気が続いています。暑い毎日ですが、午前中や夜は25度前後なので過ごしやすいです。湿気がなく、日影に行けば爽やかなので、カフェやレストランは外のテラス席がメインになります。野外での飲食はよりいっそう美味しく感じられ、ビールがすすむ季節です。

ギリシャは年間ひとりあたりのアルコール消費量は10.75リットル。消費量は欧州諸国のなかでは中欧や北欧の国々に比べて少なめです。まあアルコールなしでも十分ハイテンションで陽気な国民性です(笑)。

飲まれるお酒はワインが48%と主流、次いでビールが28%、他のウゾやウイスキーなどが残りの24%を占めます。人々が食べて飲むのはレストランやタベルナ、バー、居酒屋のようにおつまみの小皿料理が豊富なメゼドポリオなど。近年、ビールの消費量は増え続けています。ビールが特に飲まれる場所としては、ビアガーデン風のレストランもありますが、やはりビーチやカフェバー、ギリシャ名物スブラキ(炭火の串焼き)の専門店スブラジディコなどです。

ギリシャの有名ブランドビール

ギリシャには大企業から小さなブルワリーがつくっているものまで、いろいろな種類のビールがありますが、今回は代表的な3つのブランドをご紹介します。

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FIXダークやFIXロイヤルなど、様々なタイプが出ている

■FIX(フィックス)ビール
ギリシャで最も古い国内生産のビールで、1864年に販売が開始されました。当初はアテネのイラクリオにブルワリーがありましたが、1893年、創業者イオアニス・フィックスの息子カロロスが企業化し、アテネ都心寄りのシングルーの地に移転しました。地下鉄ライン2(赤のライン)「シングルー・フィックス」駅の駅名にはフィックスの名前が入っており、今でも駅前には工場の一部が遺されています。 

1900年より数々の国際コンテストで賞を獲得、19世紀半ばから20世紀半ばまでギリシャのビール市場を独占し、高い人気を誇りました。しかしその後、様々な種類のビールが登場するなかで衰退し、1983年に製造が終了。別のビール会社に売却され、紆余曲折を経てやっと2010年にFIXビールラベルの商品が再登場しました。しっかりした味わいのラガービールでアルコール度数は5%。ギリシャ最古のビールとして人気があります。

beeralfa

Alfaビールはかなり軽い口あたり

■Alfa(アルファ)ビール
アルファビールは1961年に販売開始のビールです。これも一時期、生産が中断されていましたが、2000年に60年代と同じきれいなグリーンのボトルで復活しました。当時のギリシャのシンプルライフをテーマに、伝統的なラガービールというイメージで売り出しています。アルコール度数は5%。かなりライトな口あたりです。このビール製造会社の工場ではハイネケンやアムステルなどの外国ブランドビールの国内ライセンス生産をしてきました。ちなみにこの会社は日本のキリンビールもライセンス生産しています。ギリシャから多くの外国ブランドビールをアジア、アフリカ、中東の国々など30カ国以上に輸出しています。

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Mythosビールは近年、人気が急上昇。レッドビールなども出している

■Mythos(ミソス)ビール
ミソスは最も後発のブランドですが、ギリシャのビールとしてかなり有名になってきています。1976年からカイザーやヘニンガー、ギネスなどのビールをライセンス生産してきた会社の工場でつくられており、この会社は1992年にギリシャ、テッサロニキの有名なワイナリー・ブターリス社に売却されました。1997年にミソスの販売が開始され、「神話」を意味するネーミングも人気を博し、急速に有名ブランドに成長しました。他のふたつと同じくラガービールでアルコール度数は5%ですが、薄めの黄金色、フルーティーなアロマで飲みやすいです。最近ではビール全体の売り上げの8%を占めるそうです。数々の国内外の賞も受賞しています。

ギリシャに来たら飲んでいただきたい有名ブランド3つのビールをご紹介しました。ビールによく合うギリシャ名物のスブラキなどと一緒にぜひ試してみてください。お土産にはスーパーにて6缶パックでお値打ちになっているものなどを購入するのもいいかと思います。もちろん街中のカヴァと呼ばれる酒屋でも購入できます。通りのあちこちにあるキオスク(ぺリプテロ)でも販売していますが、若干割高です。

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