最大の宗教行事、復活祭の日付は毎年変動

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復活祭前夜から当日にかけて、真夜中に教会に集う人々


2015年、ギリシャの復活祭(ギリシャ語でパスハ)は4月12日です。西方教会より1週間遅い日付です。春にギリシャを旅する場合は復活祭の日付を確認することが肝心。遺跡や博物館、商業施設などが一斉に休みになるので、観光客には注意が必要です。

キリストの復活祭はギリシャ正教における最大の宗教行事で1年の区切りになる重要なイベントです。それに伴う祝祭日や慣習が多くあります。毎年日付が変動しますが、たいてい4月か5月です。

ギリシャ正教の復活祭の日付は西方教会のそれと異なり、少し遅めです。数年に一度、同じ日付になる年もありますが、ヨーロッパの国々でも宗派によって異なる日付なので、春にヨーロッパの数か国を周遊する場合も気に留めておいた方がいいでしょう。

ちなみに復活祭の前の40数日間は四旬節(ギリシャ語でメガリ・サラコスティ)という節食期間があります。主に肉や乳製品などの動物性たんぱく質を控える数週間となりますが、観光客がレストランなどで肉料理をオーダーしても問題ありません。

さらに節食期間の前は謝肉祭、カーニバル(ギリシャ語でアポクリエス)の期間が3週間ほどあります。この時期に街を歩くと、子供たちを中心に、お姫様や妖精、映画のヒーローなどの仮装をした人々で溢れています。

復活祭とその前後の法定祝祭日

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復活祭当日はアクロポリスなど、遺跡もクローズ

復活祭が近づいてくると、テレビでも宗教色の濃い番組の放映が多くなり、厳かな雰囲気になります。政教分離の日本の感覚からすると驚くほど、国全体の行事がギリシャ正教と密接に関わっていることを実感します。

復活祭は日曜日で、直前の1週間は聖なる週。普段、教会に行かない人もこの週は通います。聖金曜日、聖土曜日、復活祭当日の日曜日、復活祭翌日の月曜日までの4日間は法定祝祭日となり、郵便局、銀行、商店、企業も休みです。法定祝祭日は、遺跡や博物館などの観光施設の開館時間が短縮されつつも無料開放される祝日と、完全にクローズする祝日があるので、各施設のサイトなどで確認する必要があります。復活祭当日は基本的にどこもクローズします。

あえてこの時期にギリシャに滞在する場合も、上記の4日間の流れを理解しておく方がいいでしょう。宿泊する場所の近くに教会がある場合は、足を運んでみるのも興味深いかもしれません。