絵本/人気おすすめ絵本 年齢別

4歳児におすすめ!自己と他者を描く人気絵本10選(7ページ目)

身体と心の成長につれて複数のことが同時にできるようになったり、自分以外の他者への観察眼も成長していく4歳の時期。お友だちとの交流の中で、楽しいだけでなく競争心からのけんかも増える一方、感情を抑えることも少しずつできるようになっていきます。家族や仲間となど、自分以外の他者との様々な経験や感情の交流を楽しく描く、4歳の時期のおすすめの絵本を10冊ご紹介します。

執筆者:千葉 美奈子

『こんとあき』

女の子の「あき」が赤ちゃんの頃から一緒にいるきつねのぬいぐるみの「こん」。あきの成長をずっと見守ってきたこんの腕がやがてほころびてしまい、こんとあきは、おばあちゃんに直してもらいに電車の旅に出るのですが……。こんとあきの大冒険のお話は、子どもだけでなく大人にも大人気です。

大好きなおもちゃや人形を持ち歩く小さな子は、汚したり壊したり、どこかに置き忘れてしまうこともありますよね。こんとあきの旅も本当に波乱に満ちています。こんとあきの心の交流や表情の豊かさに、大人も今後の展開にドキドキし、こんが危険な目に遭う場面ではつらく感じてしまうほど。でも大丈夫、最後は「ホッ!」としてたまらなく温かい気持ちに。子どもたちの心をギュッとつかみ、穏やかに長く心に存在し続ける絵本です。

絵本『こんとあき』

絵本『こんとあき』



【書籍データ】
作: 林 明子
出版社: 福音館書店

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