『おふろだいすき』
お風呂が苦手な子はお風呂が楽しみに、お風呂が好きな子は長湯が心配になるほどさらに大好きになるかもしれない、楽しいお風呂の絵本。主人公の男の子のお風呂タイムのお供は、大きなあひるのおもちゃ。一緒にお風呂を楽しんでいるうちに、大きな亀、双子のペンギン、オットセイ……次々新しい仲間が加わり、それにつれてお風呂もどんどん大きくなっていきます。4歳前後の頃は、まだまだ人間以外の動物やものにも、人間と同じような感情があると無意識のうちに感じて、楽しい想像の世界を豊かに無限大に広げていきます。そんな年頃の子どもたちに大人気の絵本で、ページ数も多めですが、絵本の中に入り込んで集中して聞きいる姿が見られます。3~4歳前後から、1人で複数の役をこなしても1人遊びの姿を見せるようになる子もいますが、そんな広がる想像の世界を刺激してくれる絵本です。想像の世界にどっぷり入り込んだ後には、お母さんが持つタオルにふんわり包まれる、さりげないクールダウンも用意されています。
ガイド記事:お風呂が楽しくなる絵本『おふろだいすき』
絵本『おふろだいすき』
【書籍データ】
作: 松岡 享子
絵: 林 明子
出版社: 福音館書店
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