青磁や手作り中国酒、朱家角チョコまで。中国土産をまとめ買い!
尚都里エリアには朱家角を拠点に活動する作家の作品を扱う店もあります。
朱家角には上海の市街ではなかなか手に入れられないお土産が充実しています。
龍泉の青磁を売るお店が点在。何軒か見比べてお気に入りを探してください。
北大街には清代から続く老舗の漬物店「涵大隆醤園」があります。味見もできるので、江南の昔ながらの漬物を試してみてください。値段は500グラム15元前後のものがメイン。「梅干菜筍絲(カラシ菜と細切り筍の漬物)」でチャーハンを作ると本場の味になります。
おしゃれなボトルのお酒が揃います。併設のバーで一杯10元で飲むこともできます。
米酒とはもち米からできた中国の庶民的な醸造酒のこと。甘いので食後のデザート酒として飲むのが正解。ジャスミンやローズ、菊などを浸けたバリエーションもあります。価格はミニボトルが10元~とお手頃です。
ショップ内にはバースペースもあり、渋い味わいの景徳鎮の酒器でお酒を出してくれます。酒器もリーズナブルな価格で販売しており、こちらもお土産におすすめです。
「朱家角的記憶」というオリジナルチョコレート。45元。
オーストラリア発のチョコレートショップ「Choc Choco」は要チェック。朱家角の風景が描かれたチョコレートや麻雀牌型チョコなど、オリジナル商品が揃っています。上海の高層ビルが描かれたパッケージのチョコレートもあり、こちらは一つ10元とリーズナブル。どれもベルギーチョコレートを使用し、甘さ控えめのクセのない味わいです。
水郷料理と紹興酒、あるいは個性派カフェやバーでのんびり
扎肉(ジャーロウ)は豚肉を甘辛く味付けした水郷の名物。紹興酒や白いご飯によくあいます。
朱家角で出される料理はいわば水郷料理。地元でとれる野菜や川魚、地鶏、豚肉などを使った素朴な料理が中心です。名物は笹の葉で包んだ豚バラ肉の甘辛煮込み「扎肉」や川魚を蒸した「清蒸白水魚」など。江南地方の名酒、紹興酒と一緒にトライしてみてください(ただし、水郷の川魚の味は日本人にはやや独特のものがあります)。
ザ・チャイナな店構えのレストランが数多くあります。
時間が中途半端な場合は、ちまきや大根の揚げ餅などを食べ歩きしてから茶館やカフェ、バーでゆっくり時間を過ごすのも手。江南地方ならではの水辺の景色を眺めながら味わうお茶やお酒は格別の味わいです。
オーナーのアトリエも兼ねた水辺のカフェ「無二」。
扁額博物館を併設する老舗茶館の「阿婆茶楼」(東井街122号)、雑貨店の奥にある隠れ家のようなバー「這兒」(西井街118号)、四川省から移住したアーティストが開いたカフェ「無二」(漕河街10号)、骨董店の中で中国茶やコーヒーを静かに楽しめる「尚雅堂」(東井街90号)、ベルギーで長く暮らした台湾人が開いたベルギーレストラン&カフェ「慢慢来 Carpe Diem」(西井街114号)などなど。どこも居心地がよく、つい長居してしまいそうです。
朱家角は上海の市街とはまた違った魅力を感じられる町です。2017年には市街から地下鉄が通る予定。さらにアクセスしやすくなります。
東京から横浜中華街を訪れるような感覚で楽しめる、上海からのおすすめショートトリップです。
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■朱家角(Zhu Jia Jiao)
住所:上海市青浦区朱家角鎮
アクセス:普安路(延安中路寄り)のバスターミナルから高速バス「滬朱高速快線」に乗車。終点より徒歩10分。