VWトゥアレグが4年ぶりにビッグマイナーチェンジ
フォルクスワーゲンのフラッグシップモデルである大型SUV、トゥアレグが4年ぶりにマイナーチェンジを敢行した。
最新モデルでは、フロントマスクを中心としたデザインのリフレッシュが中心で、最新の安全装備であるプリクラッシュブレーキ「Front Assist Plus」、アダプティブクルーズコントロールの「ACC」、ゴルフなどでお馴染みの「マルチコリジョンブレーキ」などが標準装備になったのもニュースだ。
また、グレード展開も見直されていて、ハイブリッド仕様がカタログから落ちてV6エンジン仕様のみとなっている。
最新のフォルクスワーゲン・マスクに変わったエクステリアは上質感が増し、質感の高さに定評のあったインテリアも洗練されているほか、トゥアレグ専用のナビも標準装備されていて、最新モデルに相応しい装備内容になっているのが特徴だ。
大排気量のNAエンジンらしい豪快な加速が魅力
280ps/6200rpm、360Nm/2900-4000rpmを発揮する3.6Lの狭角V6ユニットは、最近のダウンサイジング・ターボエンジンとは異なり大排気量NAエンジンらしい滑らかかつトルクフルな加速を堪能できる。
やや勇ましい排気音を奏でながら重さを感じさせない加速ぶりが魅力で、回転を上げていくと高回転域までパワーが「みなぎる」という感じではないものの、十分に豪快といえるレベルで、8ATの変速フィールも重量級のSUVによくマッチしている印象だ。
次ページは、トゥアレグの乗り味について