VW(フォルクスワーゲン)/トゥアレグ

新しくなったVWトゥアレグの走りとは?(2ページ目)

じつに4年ぶりのマイナーチェンジを受けたフォルクスワーゲン・トゥアレグ。V6ガソリンモデルのみになったが、最新の安全装備も搭載し、ライバルよりも「割安」な価格設定、そして大排気量のNAエンジンらしい走りが魅力だ。そんなフォルクスワーゲンのフラッグシップモデルである大型SUV・トゥアレグの試乗レビューをお届けする。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

新型トゥアレグの乗り心地は意外に硬め

フォルクスワーゲン・トゥアレグ

外観ほど大きな変更ではなく、ワイドで上質な雰囲気は健在。8インチのナビは全車に標準装備


試乗車にはエアサスペンションは装備されておらず、ゆったりとしたサスペンションストロークの割に、路面の凹凸を正直に伝えてくるコツコツという乗り心地がやや気になった。

CDCエアサスペンションは、電動スライディングルーフとのセットオプションで53万円とやや高額だが、乗り心地重視であれば検討する価値はあるだろう。

安全装備もほぼ最新世代にアップデート

フォルクスワーゲン・トゥアレグ

身長180cmくらいの人が4人座っても十分な余裕が感じられる前後シート。「V6 Upgrade Package」にはレザーパワーシートが標準になる


安全装備では、65km/h以上で車線を逸脱しそうになるとステアリングが振動して、はみ出しを注意してくれる。その際、車両側によるステアリング補正やトルクによる車線維持機能はないが、長距離移動の多いならアダプティブクルーズコントロール(ACC)とともに有効な装備なのは間違いない。

なお、全車速追従型のACCは全車標準だが、レーンデパーチャーワーニングシステム「Lane Assist」と「レーンチェンジアシストシステム「Side Assist」は、「Upgrade Package」にのみ標準装備となるため、先述のとおり高速道路を中心としたロングクルーズが多いなら「Upgrade Package」をチョイスしたいところだ。

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