シロッコが18年ぶりの復活劇

シロッコの最新モデルと初代モデルの2ショット。ゴルフとプラットフォームを共用するスポーティモデルという位置づけは共通

6代目にモデルチェンジしたゴルフが4月より導入されてほどなく、5月には約18年ぶりに復活をはたしたシロッコが発売されました。この2台の関係について、詳しい人はご存知かもしれませんが、お互いの初代モデルが1974年に登場しています。しかもシロッコのデビューがゴルフよりもわずかに先だったという逸話も付くのです。

ゴルフは途切れることなく6代目を迎えたわけですが、シロッコは1982年に2代目にスイッチしたものの、1992年の2代目の生産終了を最後に途絶えます。シロッコにかわる形で、少し上級のスポーティモデルであるコラードが1988年に登場したのですが、それも1995年に生産終了となります。

ひと足早く発売されたゴルフVI。まずは、写真の「TSIコンフォートライン」(価格275万円)と「TSIハイライン」(価格312万円)がラインアップ

ゴルフのスポーティモデルとしては、ホットバージョンのGTiグレードが存続しています。そのGTiも3~4代目ではあまりパッとしなかったのですが、ゴルフVより再ブレイクします。さらに今ではゴルフのクーペ・カブリオレであるイオスも仲間に加わっています。

こうした中で、シロッコというネーミングはすっかり忘れられていたわけですが、2006年のパリサロンで披露されたコンセプトモデルが、「これは何?」と話題を呼んだのが、シロッコの復活劇の始まりです。

ここは「スポーツカー&オープンカー」の場なので、ゴルフVIについては、いずれGTiが出たときにあらためて詳しく報告させていただくとして、シロッコをメインにレポートしたいと思います。

シロッコは、「TSI」(価格392万円)と「2.0TSI」(価格447万円)がラインアップ。ゴルフVIと同じエンジン搭載車で比較すると約80万円高いことになる


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