軽装備でもOK! 見学しやすいアイルウィーの洞窟
石だらけのバレン高原内にある一風変わったアトラクション「アイルウィーの洞窟」
アイルランドで最古の洞窟のひとつに数えられるアイルウィーの洞窟。全長一キロほどの洞窟のうち約300メートルが公開されており、この部分は観光用に整備されているので、軽装備でも見学ができるのがポイントです。また、クレア県のバレン高原内に位置し、このエリアから近距離にある人気スポット・
モハーの断崖からもほど近いので、これらの関連ツアーの合間に立ち寄ることも可能といったアクセスの良さも魅力のひとつになっています。それではアイルウィーの洞窟の見どころをご紹介いたします。
農夫が偶然発見した洞窟
普段はお目にかかれない不思議なものだらけの洞窟
巨人のテーブルで有名な
バレン高原にあるアイルウィーの洞窟は、1940年に発見され、1976年から一般公開されるようになりました。ある日農夫がこの付近を歩いていたところ、携えていた犬が強く反応を示し、日が落ちてからろうそくを手に再び同じ場所に戻ってきた時に偶然発見したといわれています。石以外何も無い土地と評されることもあるバレン高原ですが、こんなエピソードを耳にすると、見渡すかぎり石灰石が広がるこの不思議な土地に、他にも何かが眠っているのではないかという気になります。
洞窟内を勢い良く流れる滝
氷河期の氷が溶けてたことにより地底に川がうまれ、やがてその水がなくなり形成されたと言われるこの洞窟。その内部を進んでいくと、ユニークな形状の鍾乳石をはじめ、アイルランドで1000年前に絶滅したといわれるクマの骨やその寝床、洞窟内を勢い良く流れる滝などが次々と姿を現します。洞窟自体のつくりは小ぶりですが、およそ30分ほどのツアーにこのように多くの見どころがつまっているので、とりわけ洞窟好きというわけでなくても、十分に楽しめるつくりになっていると思います。
軽装とはいっても、歩きやすい靴、防寒着はマスト
洞窟の中は年間を通して10度程度。軽装でOKとはいっても、中はひんやりと冷たいので、とくに夏は羽織るものやスカーフなどを用意し、暖かめの装備を心がけましょう。またアイルウィーの洞窟はゴールウェイ発のモーハーの断崖やバレン高原をめぐるデイツアーに含まれていることが多いですが、確実に訪れたいという場合は、ツアーに申し込む際に確認することをおすすめします。
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Aillwee Cave
住所:Ballyvaughan, Co. Clare, Ireland
電話:+353 (0)657077036
料金:大人12ユーロ、子ども5.5ユーロ