高級ブティックの立ち並ぶルイーズ地区に泊まってみる、
B&B Louise
次にちょっと郊外にあるプチホテルを2軒ご紹介します。高級ブティックが立ち並ぶことで有名な山の手ルイーズ通り。旧市街からもすぐですが、このあたりは山の手のショッピング街で、地元の少しお金持ちな人々がお買いものや食事を楽しむ界隈。脇道には、しゃれたレストランやカフェが並び、気持ちのよい季節には、せり出したテラスに多くの人々が繰り出します。そのレストラン街の間近にあるシンプルな宿が、B&B Louise。メトロのルイーズ駅、トラムの停留所ルイーズからも至近。コスモポリタンなブリュッセルらしく、いわゆるベルギー・フレンチスタイルのレストランはもちろんのこと、レバノン料理、モロッコ料理、イタリアや地中海料理、タイ料理やベトナム料理、チリ・南米料理など、世界各地の料理が楽しめるのも嬉しい。スーパーやカフェも、ぐっと地元色が強まります。
メトロやトラムに乗り慣れれば、行動範囲はぐっと広まります。日本食レストランの多い地域、アールヌーボ様式の住宅が数多く残るイクセル住宅地、都市の中の広大な公園「カンブルの森」もトラムで数分。都会と郊外の両面で、ブリュッセル生活を楽しむ足場にぴったりです。料金は、朝食なしで1泊85ユーロから105ユーロ。朝食が欲しい場合は10ユーロにて追加可能。
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■B&B Louise
独自のホームページはないので、予約は電話、FB、booking.comなどから。
https://www.facebook.com/bnblouise
http://www.booking.com/hotel/be/bed-and-breakfast-louise.fr.html
住所: Rue Jourdan 27, 1060 Bruxelles
電話: +32 489 80 28 28
すっかり地元のブリュッセルっ子になってみる、
B&B Les chambres de Franz
ブリュッセルの住宅街イクセル区にあるションブル・ドートLes chambre de Franz。このあたりは、ブリュッセル中心に近く、文化度の高い地元の人々が住む地域。ちょっとおしゃれなシャトラン広場やバイ通りを中心に、さまざまな雑貨屋さん、インテリアショップ、レストラン、カフェが広がり、子供連れからヤングアダルト、シニアにもそれぞれに快適で楽しい場所がみつかる素敵な地区です。アールヌーヴォー様式の住宅(19世紀終わりから20世紀始め)が残っており、オルタ・ミュージアム(巨匠オルタのアトリエ兼自宅)も徒歩圏。イクセル地区のアールヌーボ住宅マップを片手に、世界遺産にも指定されているオルタの邸宅群や、イクセルの池の周りなどに数多く残る同時代の住宅群を散歩がてらに探し歩くもの楽しいものです。
ここに挙げたどの宿よりも、ずっと「ブリュッセルに住んだ」実感を味わうことができるでしょう。
宿泊料金は、原則二人使用で、110~120ユーロ(朝食込み)。2泊以上だと1泊100~110ユーロで、1週間以上の滞在だとぐっとお安くなるので長期滞在にぴったりです。
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■Les chambres de Franz
住所: rue Franz Merjay 48, 1050 Bruxelles
電話: +32 2 325 74 48
どこへ行っても同じような造り、同じような部屋、同じような朝食の大手チェーンホテルで高価でも安心を買うか、地元のプチホテルでちょっと冒険してオリジナリティを楽しむか――旅のプロデューサーは自分。ガイドブックに一通り目を通したら、地図だけ持って、自分だけの旅をしてみませんか。
ブリュッセルは、欧州の首都の中では比較的安全で、そんな自由を楽しませてくれるところですから。