王宮周辺を中心としたブリュッセル半日コース

空の澄んだ日には絵のように美しい

芸術の丘からグランプラス方向を眺める

有史以来、今日の「国」という枠組みができる以前に、商工業の隆盛でいくつもの都市国家が栄えた欧州。ブリュッセルは12世紀頃からそんな都市のひとつとして繁栄し、19世紀にベルギーという国家ができると、その主都となり、今日では欧州連合(EU)の主都となりました。

ブリュッセルを歩くには、中央駅あたりを基準に、下り坂の低い方はダウンタウン(下町)、上の方はアップタウン(山の手)と考えるとわかりでしょう。この記事では、王宮と山の手周辺をまわる半日コースをご案内します。ざっくりまわるとおよそ4時間の半日プランです。

下町プランはこちら>>>ブリュッセルの下町をまわる半日プラン

※ブリュッセルは仏語・蘭語併用地域のため、現地語表記はできる限り二言語表記としました。

中央駅から芸術の丘へ

はるかに見えるのはグランプラスの市庁舎

芸術の丘を俯瞰する

中央駅からプランはスタート! 中央駅は、線路が地下を通っているため、見た目では駅とは判りにくいですが、駅舎はベルギーの近代建築史上重要な、アールヌーボ様式の建築家オルタによるものです。駅を左手に見ながら、段階上に高くなっていく公園のようなところが「芸術の丘 (Mont des Arts/ kunstberg)」と呼ばれる丘です。

馬に跨る銅像が目に付くかもしれません。ベルギー第3代国王アルベール1世の銅像で、その横にある王立図書館の名称ともなっています。あまり目立ちませんが、向かい合って建つ女性の銅像は、音楽を愛した王妃エリザベートのもの。世界三大音楽コンクールとして有名な「エリザベート・コンクール」は、自身がバイオリニストでもあった王妃が、1937年に若い演奏家のために始めた音楽コンクールが前身となっています。

芸術の丘の左側は、大会議場(Palais des Congres)。1958年にブリュッセル万博の際に建築されたのですが、老朽化していたため、何年もかけて補強・改装し、最新鋭設備を整えた国際会議場(Square Brussels Meeting Centre)として再オープンしました。

右手の大きな建物は王立図書館。20世紀始め、当時最も進歩的だった社会主義思想に従って、巨大かつシンプルに建て直されたのですが、内部にはここに元からあった13世紀のチャペルなども残されています。

<DATA>
Bibliothèque Royale de Belgique/Koninklijke Bibliotheek van België(王立図書館)
住所:Boulevard de l' Empereur 4 Keizerslaan, Bruxelles 1000 Brussel
開館時間:月~金9:00~16:45 ※土曜12:00~13:00昼休み
休館日:日曜・祭日