古き良き漁港の雰囲気が感じられる、スティーブストン
休日にはたくさんの人が散策を楽しむボードウォーク
また、このスティーブストンは、カナダで最初に日系人が定住した場所。フレーザー川を遡上する鮭の大群を見て、この地の漁業で身を立てたそうです。この地には、今でも日系3世や4世といった方がたくさん住んでいて、日本人としても興味深い場所です。
今回はバンクーバーから半日または1日のサイドトリップとしておススメのスティーブストンの楽しみ方をご紹介します。
近海の魚介類が水揚げされるフィッシャーマンズワーフ
漁船の上には、所狭しと並ぶ新鮮な魚介類の数々
スティーブストンの港があるフレーザー川や近海にはたくさんのアザラシやアシカが生息しており、特が遡上する夏の終わりから秋にかけては、たくさんのアザラシたちが鮭を追って、この川にやってきます。さらに、この港の近辺では漁船からのおこぼれ目当てのアザラシやアシカがいて、至近距離で見られることも珍しくありません。川面に目を凝らしていると、こうした動物を見つけられるかもしれませんよ! さらに船に乗って沖に出れば、アザラシやアシカはもちろんのこと、もっと大きな野生動物であるシャチを見るホエールウォッチングツアーも! ツアーのボートはこのスティーブストンから出港しています。
バンクーバー・ビクトリアからのホエールウォッチング(バンクーバーでのツアーページ)
白身魚のフライとポテトのコンビネーション、フィッシュアンドチップス。カナダの港町では定番の食べ物 (C) officek/a.collectionRF/amanaimages
国定史跡、ジョージアキャナリー(ジョージア湾缶詰工場)
缶詰工場の操業当時の様子が緻密に再現された館内
カナダの国定史跡であることを示す看板
<DATA>
■Gulf of Georgia Cannery National Historic Site of Canada
営業時間:10:00~17:00(年末年始などを除き、年中無休)
料金:大人7.80カナダドル、シニア(65歳以上)6.55カナダドル、子供(6~17歳)3.90カナダドル、5歳以下無料
電車とバスで簡単にアクセス
スティーブストンへは、バンクーバー空港方面への電車スカイトレインと市バスでアクセスが可能。先に触れたホエールウォッチングに参加する場合、ツアー催行会社の送迎があるので、そちらを利用のこと。<DATA>
■Steveston
アクセス:ダウンタウンからスカイトレイン・カナダラインで終点リッチモンド・ブリッグハウス駅へ。スカイトレインのカナダラインには、空港行きとリッチモンド・フリッグハウス行きの2種類があるので、乗り間違えのないように。そこからバス401、402、407のいずれかに乗車。いずれのバスもルートは異なりますが、終点は同じスティーブストンです。所要時間は合計で1時間弱。料金は大人4カナダドルですが、週末や夜間は2.75カナダドルになります。