ツボ・経絡

つらい脊柱管狭窄症をツボで予防・改善するには?(2ページ目)

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)は、歩くと脚が痛い、痺れるなどの症状が発生し、歩いて外出することが困難になるなど、日常生活に影響をおよぼすことが多い疾患です。今回はその原因とツボによる対処方法をお伝えしていきます。

山木 伸允

執筆者:山木 伸允

鍼灸マッサージ師 / 鍼灸療法・ツボガイド

脊柱管狭窄症の予防・改善に効くツボ

腰部脊柱管狭窄症に悩む方のほとんどが腰部や股関節周囲の筋肉の柔軟性低下により、脊柱自体に負担をかけやすい姿勢をとっています。そのため、症状予防・緩和の第一歩は、固くなってしまった筋の循環を改善し、柔軟性を取り戻すことだと考えられます。

腰部の筋肉の柔軟性を取り戻すための効果的なツボとして、大腸兪(だいちょうゆ)と関元兪(かんげんゆ)が挙げられます。
多裂筋を緩める効果を持つ大腸兪と関元兪

多裂筋を緩める効果を持つ大腸兪と関元兪


・大腸兪(だいちょうゆ)
大腸兪は背中側から腰骨を触り、左右の一番高いところを結んだ線の中心から指2本分外側に存在しています。

・関元兪(かんげんゆ)

関元兪は大腸兪から指3本分程度下に存在しています。

どちらのツボも脊柱を立てる時に使われる筋肉である多裂筋(たれつきん)に存在しているのですが、運動不足などでお腹の圧力を高める力が低下するとこの筋肉が過剰に働いてしまい、柔軟性が低下していることがあります。

またおしりや股関節にある筋肉も柔軟性が低下していることがあります。

おしりの筋肉をほぐす効果がある環跳

おしりの筋肉をほぐす効果がある環跳

・環跳(かんちょう)
環跳はふとももの付け根の外側部の骨の隆起である大転子と、おしりの中心を水平に結び3分割し、その外側三分の一のところでややくぼんでいるように感じるところに存在します。このツボはおしりを構成する主要な筋肉である大殿筋に位置していますが、長時間座っていることが多いライフスタイルだと、使われることがなく柔軟性が低下し、不適切な姿勢の原因になります。

 

股関節前面の筋肉が硬くなると腰に負担がかかりやすい

股関節前面の筋肉が硬くなると腰に負担がかかりやすい

・髀関(ひかん)
腰骨のでっぱりの直下で筋肉がややくぼんでいるように感じるところにあります。このツボは大腿筋膜張筋と大腿直筋という筋肉の間に存在しますが、この二つの筋肉の柔軟性が低下すると、骨盤を前に倒し、腰痛に負担をかける原因となります。

テニスボールなどを床に置き、その上に寝てツボに当てるようにするとセルフマッサージが可能です。痛みを感じない程度の強さで心地よく感じる範囲で体重をかけることがポイントです。
深呼吸を行いリラックスしながら実施してみて下さい。


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