ワースト3位:まとめノートを書く
テスト勉強と言えば「まとめノート」、「まとめノート」と言えばテスト勉強というくらい、まとめノートを書くことが勉強だと思っている人がいます。実はこれも間違いで、これはまとめノートを上手に書く力がある人には効果があるが、そうではない人には効果がありません。まとめノートと言ってもほとんどの場合、教科書の文章を丸写ししたり、参考書や問題集に載っているまとめを丸写ししたりと、結局、まとめノートと称して何かを丸写ししているケースが大半です。自分でまとめる過程にこそまとめノートの効果があるのですから、何かの丸写しでは効果は期待できないのです。
さらに、まとめノートを書くこと自体、膨大な時間がかかります。その割には効果は期待できないのですから、はっきり言ってしまえば時間の無駄です。中には、「まとめノートを書いているだけでテスト週間が終わってしまった」という本末転倒な人もいるほどです。
「何を」「どう」まとめたらよいのかがわかっていない人に限って、このようにまとめノートを書こうとします。
まとめノートの前に、間違い直し
ではどうしたらよいのかというと、そこは発想の転換が必要。まずは、問題集を解くことです。そして、間違えた問題を、教科書や参考書などを調べて、もう一度解きます。それでも間違えた場合や間違い直しの時に調べた内容を、まとめノートにまとめればよいのです。問題集を解きながらまとめることで、「間違えた問題に関することだけをまとめる」ことになり、先に紹介したデメリットが自然と解消されます。
以上、ワースト3のうちどれか一つでもあてはまる人は、早速勉強の仕方を改善してみましょう。
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