よりどりみどりだが…
乱暴な言い方ですが、発売されている格安PCは画一的なので消耗品と割り切って、好みのメーカーや見た目で選んでも良いかもしれません。しかし、タブレットとノートPCでは使い勝手が大きく異なるので、タブレットは「Lenovo YOGA Tablet 2-10 Windows」を、ノートPCは「ASUS EeeBook X20TA」を取り上げて比較していきます。気軽に使えるのが魅力のLenovo YOGA Tablet 2-10
Lenovo YOGA Tablet 2-10 Windowsは、ホールド、チルト、スタンド、ハングと4つの使い方に対応できるスタンドを持っています。たとえばスタンドモードは動画鑑賞に適しており、前面にあるスピーカーとあいまって、専用機と遜色ない使い勝手を実現しています。また、本体重量が約629gと軽量で負担になることもなく、あらゆる場面に持ち出して気軽使えるのが魅力です。たとえば、立った状態でも片手で本体を持って、もう一方の手で操作できるのは、タブレットだからこそできる使い方です。外付けキーボードとマウスを用意すれば、ノートPCのようにも使えます。スタンドが使い易いLenovo YOGA Tablet 2-10
ただ、よい部分ばかりでもありません。マウスで操作することを前提に開発されたアプリは、タブレットで使うと小さなボタンなどが上手くタップできず我慢を強いられることがあります。また、細かな操作が必要になる製作作業には向かないことが多々あり、用途を間違うと使いづらい思いをすることになります。
あらゆる場面で使えるASUS EeeBook X205TA
ASUS EeeBook X20TAは、ノートPCと言われて想像するスタイルのクラムシェル型で、キーボードとタッチパッドを搭載しています。キーボードは18.4mmのキーピッチを確保しており無理なく使え、ボタン一体型のタッチパッドは62mm×105mmと大判で広々と使えて自然な操作感を実現しています。これらのお陰で、デスクトップアプリをストレスなく使えます。白・紺・赤のカラーバリエーションがあるASUS EeeBook X205TA
また、USB 2.0ポートを2個備えているのも魅力です。タブレットのように充電ポートを兼ねていないので、純粋に拡張手段として使えます。外付けDVDドライブやHDDドライブを使う時も変換アダプタなしで問題ありません。
タブレットのように片手で持って閲覧するのは難しいですが、本体サイズと同じくらいのテーブルさえあればタブレットよりも便利です。たとえば、小さなテーブルしか置いていない新幹線や飛行機、カフェにおいてノートPCは使えます。タブレットに外付けキーボードとマウスを接続して使うとすると、本体を立て掛けるスタンドの置き場所も必要になるので、逆に小さなテーブルでは使いにくくなります。