旅でぜひ利用したいメキシコの定食
(写真上から)ちょっと高めの100ペソの定食と、一般的な60ペソの定食のメイン料理の例
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メキシコの定食の内容
定食のメニューは日替わりで、飲み物、スープ、前菜、メイン料理を、何種類のなかから選べるようになっています。ここでは、定食にどんなものが登場するのか、順を追って具体的に紹介します。1:飲み物
メキシコの定食の定番ドリンクは、Agua de fruta(アグア・デ・フルータ)というもの。Agua(アグア=水)と略していわれることも多いです。季節のフルーツの果汁を水で割って砂糖を加えたフルーツジュースで、季節によってフルーツの種類は変わりますが、定番はハイビスカスのJamaica(ハマイカ)、米とミルク、シナモン入りのHorchata(オルチャータ)、オレンジのNaranja(ナランハ)、グアバのGuayaba(グアヤバ)、レモンのLimon(リモン)など。日替わりのAguaは、だいたい定食の料金に含まれていますが、コップ一杯だけの場合と、水差したっぷりに提供され、おかわり自由な場合があります。また、飲み物は定食とは別売りという店もあります。2:主食
パンまたは、トルティージャが付きます。少なめに提供されることが多いので、足りなくなったら、お店の人に追加をお願いしましょう。3:スープ
スープ全般はスペイン語でSopa(ソパ)または、Caldo(カルド)といい、クリーム系スープはCrema(クレマ)と呼ばれています。定番はコンソメ(チキンのほぐし肉とお米が入っています)、トルティージャスープ、香草のクリームスープ、野菜のトマトスープ、豆のスープなど。メキシコのスープはどれもハズレがなく、だいたい美味しいです。4:前菜
前菜はスパゲッティ(Espagueti)、味付けごはん(Arroz)、サラダ(Ensalada)のことが多いです。パンやトルティージャがあるのに、「前菜が米?」と思われるかもしれませんが、メキシコでは米が主食というよりも、おかず感覚なのです。5:メイン料理
メイン料理はスペイン語でPlato fuerte(プラトフエルテ)ですが、メキシコの大衆食堂では「おかず」の意味であるGuisado(ギサド)と呼ばれることが多いです。肉か魚を使った料理が提供されます。付け合わせには、フリホーレス(煮豆)や味付けごはん、サラダ、フライドポテトが添えられることも。メインの定番には、チキン胸肉のカツ(Pechuga empanisada)、揚げたトルティージャチップスにサルサやサワークリーム、チーズがかかったチラキレス(Chilaquiles)、薄切りビーフステーキ(Bistec)とトルティージャのなかに具をいれてサルサをかけたエンチラーダス(enchiladas)、大きくて辛くない青唐辛子のなかに、チーズを入れ、溶き卵と小麦粉の衣をつけて、焼き揚げにし、トマトソースをかける料理、チレレジェーノ(Chile relleno)などがあります。6:デザート
食後のデザートはスペイン語でポストレ(Postre)。ゼリー(Gelatina)、プリン(Flan)、ミルクで煮た米のデザートのアロス・コン・レチェ(Arroz con leche)、ケーキ(Pastel)、バナナのサワークリーム添え(Platano con crema)といったものが定番。一口で食べられそうなミニサイズで登場するので、本格的なデザートというよりは、ちょっとした口直しのような感じです。デザートのかわりに、コーヒーかお茶(ハーブティー、紅茶など)が付くお店もあります。定食の時間帯
定食の時間帯は平日の13~17時が一般的。メキシコのオフィスの休憩時間である、14~16時が最も込む時間です。早めに着かないとお目当ての料理が売り切れてしまうことも。定食利用の際の注意点
市場にある定食屋はレストランよりもお得なうえに、素材も新鮮で美味しいと評判
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