NYスタイルの本格派ベーグルでサンドイッチを
OZO BAGEL
東京シティエアターミナルにほど近いビルの1階にひっそりと、小さな象の描かれた看板が出ています。OZO BAGEL(オーゾウベーグル)。ニューヨークの有名店、Ess‐a‐Bagel(エッサベーグル)で修業をした田口玲子さんが2014年末にオープンした、NYスタイルのベーグル屋さんです。
もっちりと噛みごたえのあるベーグルいろいろ
店に入ると左側にはベーグルの、右側にはスプレッドのショウケースがあって、それぞれ数種類の中から組み合わせてオーダーできるようになっています。ベーグルはプレーンをはじめ、ゴマやポピーシード、全粒粉などベーシックなものが中心。スプレッドは、「シナモンアップル」「ベリーベリー」「サンドライトマト」「オリーブ」など、クリームチーズベースを中心に10種類ほど。ベーグルが大きめサイズならばスプレッドも本場に負けないボリュームなので、最初はスプレッド2種類を選べるハーフ&ハーフというオーダーの仕方がおすすめです。
スプレッド各種
スプレッドはふんわりと柔らかくホイップされてまろやか。これらは、ベーグルとともにテイクアウトもできます。
スプレッドはたっぷり
黒板にはチキンやサーモンなどその日のサンドイッチメニューが書き出されています。「マヨネーズをクリームチーズに替えて」「トマトは抜きで」など注文をつけられるのが、NYスタイルのベーグルサンドの魅力で、田口さんと妹の未央さんがひとりひとりの希望を聞いて、その場で作ってくれます。
この日作ってもらったのは、ポピーシードのベーグルにチキンとチーズのサンドイッチ(オニオン抜き)、レギュラーサイズ(720円)。
ポピーのベーグルにチキンとチーズのサンドイッチ、断面
黒板メニューのサンドイッチにはハーフ&ハーフはありませんが、お昼時にはハーフサイズのサンドイッチがスタンバイするので、そこから選ぶのもいいでしょう。
お昼に並ぶハーフサイズ
OZO BAGELのサンドイッチは「食事をした」という満足感が半端ではないのです。もう「サンドイッチでいいや」なんて間に合わせの言葉は出てきません。だからか、男性客も多いようです。
レギュラーでもチキンはこんなにたっぷり
訪れるお客さんたちがサンドイッチを作る田口さんと一言二言、会話するのを聞いていると、生活感が満載で、ここのベーグルがファッションではなく、日々の食べものであることが伝わってきます。