底面まで防水性と透湿性を保証!
REGAL GORE-TEX SURROUND FOOTWEARの底面です。ソール部の全面に渡ってハニカム状の穴がびっしり開いているのがお解かりいただけるかと思います。底面までGORE-TEXファブリックスで覆うことで、透湿性だけでなく防水性も十分確保しているからこそ可能な構造です!
これまでなぜ底面にはこの素材が用いられなかったのか疑問に思われる方も多いでしょうが、底面を構成する素材の特性や多層性故に、従来の構造の靴ではそこにGORE-TEX®ファブリックスを用いても、防水性はともかく透湿性の効果があまり期待できなかったからです。
とはいえ長時間、靴を履いていると、たとえ真冬であっても足の裏って結構汗をかきますよね。ましてや蒸し暑い季節はなおさらです。そこでREGALが底面全般に用いる素材や構造に改良を重ね、単にGORE-TEX®フットウェアではなくGORE-TEX® SURROUND™フットウェアに対応可能なものを開発した結果、この度ようやくデビューとなった訳です。上の写真をご覧いただきたいのですが、アウトソールにこれだけ穴が開いている靴って見たことあります?
ソール部を拡大した画像がこちら。ハニカム状の穴からも見えますが、GORE-TEX SURROUNDプロダクトテクノロジーの機能が活かせる資材の開発や選択に多くの時間が掛かったそうです。ゴムも中心部と周縁部では硬度を変え、グリップ力を高めています。底付けがグッドイヤー・ウェルテッド式なのには驚愕!
靴や服の業界では、GORE-TEX®ファブリックスの使用基準や検査基準は極めて極めて厳しいことで非常に有名で、簡単に申せば防水性・透湿性双方の効果が十分に発揮できない使われ方には、そもそもそれ自体を提供してくれません。そして開発や設計段階のみならず、商品化された後も万全の、それこそメーカーやブランド側が悲鳴を上げるほどのチェック体制が敷かれます。すなわちこの底面はゴア社の完全なお墨付き! これだけ大きな穴が開いていても、防水性には何ら問題ありません。
断面からみた写真です。アッパーの裏側のみならず、インソールのめくれ上がった部分にもGORE-TEXファブリックスがラミネートされているのが画期的なのです。通常のグッドイヤー・ウェルテッド式の靴ではコルクが充填されるエリアにも、この靴では最先端の特殊素材が用いられています。
そしてこの靴、アッパーにも意外な秘密が隠されているのですが、その辺りのことや肝心な履き心地については、長くなりそうなので次回にしましょうか!
後編はこちらから
→「進化する紳士靴!REGAL GORE-TEX最新作の履き心地」
REGAL GORE-TEX® SURROUND™ FOOTWEAR
スタイル:A.外羽根式プレーントウ B.内羽根式ストレートチップ
アッパーの色:ブラック・ダークブラウン(焦がし仕上げ)
アッパーの素材:牛キップ
サイズ:(足長)23.5-27.0 0.5ピッチ (足囲)EE
アウトソール&ヒール:合成ゴム
製法:グッドイヤー・ウェルテッド
修理:オールソールリペア(1回のみ可能)、ヒール交換
価格:3万8,880円
【問い合わせ先】
(株)リーガルコーポレーション お客様相談窓口
フリーダイヤル:0120-012-110
受付時間:9時~17時 土日祝休み
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