リッピングしたファイルの転送方法は
ネットワークオーディオは、音楽ファイルをネット上からダウンロードしたり、CDからリッピングしたりした音楽ファイルをNASにコピーする必要がある。LS421DやLS-WSXLは、製品添付のBUFFALO NAS Navigator2(右)を利用すると、確実にNASのハードディスクにアクセスできる。NASのフォルダを開けば、ドラッグ&ドロップでコピーが簡単にできる。
HA-N1AH20は、USB経由でコピーするか、HA-N1Aに共有の設定を行い、Windowsの「スタートボタン」→「ネットワーク」から接続する必要がある。実際に使ってみると、時々NASが表示されないこともあった。しばらく待ったり、コンピュータを再起動すればよいのだが、専用のアクセスツールが欲しい。
このほかに、DSDに対応しているかどうかをチェックしたい。LS421DやHA-N1AH20は、DSDの配信に対応している。しかしLS-WSXLは、DSDファイルをコピーはできるが配信ができない。
起動・終了の速さはどうか
ネットワークオーディオプレーヤーが利用できるようになっても、NASが起動しないと音楽の再生ができない。そこで、それぞれの起動時間を測定してみた。- LS-WSXL : 2分7秒
- LS421D : 2分54秒
- HA-N1AH20 : 17秒
HA-N1AH20が抜群に早い。これは、専用にカスタマイズされたOSを搭載しているからだ。このため、利用するときだけ電源オンにするといったオーディオ機器ライクな使い方が可能だ。
LS-WSXLとLS421Dは、ほかのオーディオ機器がスタンバイしても、結構待ち時間がある。勢い常時電源onといった利用方法になるかも知れない。
ちなみに、終了に要する時間は、上から順に36秒/21秒/15秒だった。
静音性はどうか
LS421Dのノイズ
- LS-WSXL : 38db
- LS421D : 45db
- HA-N1AH20 : 40db
LS-WSXLは、FANレスでHDDが1台なのでほとんど騒音がない。LS421Dは、小型FANがあり、HDDが2台なので、耳をすませると若干音が聞こえる。
HA-N1AH20は、FANレスだがHDDが2台あり、わずかだが振動がの筐体に共振する。しかし、鑑賞に邪魔になるほどではない。